ネタバレレビュー
Written by madoka
※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。
ストーリー
そこは剣や魔法が息づく世界 ――― 。
アーネルハイド大陸の辺境の村ドードーナの神官見習い・リリスは、生まれた時から一緒に居る妖精・カミュと共に暮らしていた。
しかしとある使命を持ったイングリドの神殿騎士・ナユタと傭兵・キリテという二人の冒険者に出会ったことによって、その生活は一変。
彼らと共に冒険の旅に出ることになる。
この出会いがやがて世界をも揺るがすような大冒険になっていくとは知らず ――― 。
全体感想
ゲームの詳細
このゲームはRPG風の乙女ゲーです。
甘さは控え目で、本家RPGとは違う、あくまで乙女ゲーだという事を念頭に置いておいて下さい。
そして基本ストーリーがどのキャラも同じなので、好きなキャラからクリアする事をオススメします!!
先程も書いた通りRPG風なだけなので、レベル上げ、町探索、アイテム集めなどは無く、乙女ゲーの王道である選択肢のみで進みます。
行きたい街を選んだり、仲間にするか決めたりする程度で、戦闘も自動で進むので難易度は低めです。
クリア自体も好感度と聖女度が上がるのが分かりやすいので簡単だと思います。
このゲームで個人的に一番大変だったのは、既読率を上げることでした。
セリフや説明の文字が白背景に白文字だけなので、読み辛く、しかも選択済の色分けもありません。
ゲームオーバーやバッドエンドも多いので、選択肢の色分け無しは正直辛かった …… 。
音楽も某ゲームのオマージュなのか「アレ?」っとなったので、その点で少しマイナスしました。
既読率等の完全クリアを目指さない方、RPGを未プレイの方にはオススメ出来るゲームです。
逆に普段RPGをプレイする方は乙女ゲーと割り切れないならプレイしない方がいいと思います。
キリテ・アストリアス(CV:櫻井孝宏)
キャラクター
サヴィラ出身の傭兵。感情を表に出したり、他人と関わることが苦手だが、剣の腕は一流。
感想
キリテは予想通り素敵な人だった。 真面目で不器用で鈍感な青年って最高!
例のごとく櫻井さん目当てで購入したのですが、やはりハズレが無かった!!!!
キリテ編のストーリーは、サヴィラの王子であるキリテが、ログナーという神にサヴィラを滅ぼされて、サヴィラの生き残りとしてログナー倒そうとしているのがメインです。
もちろんサヴィラの復興についても真面目に考えている、本当に好青年なんです!
個人的にキリテ編でオススメなのが、王道ではありますがBEST ENDです!!!
ベストなだけあって、他のキャラがとってもいい味出してるんですよ!
プレイすれば分かるのですが、世界が平和になっても、またみんなで集まれるっていいですね!!!!
最後の最後まで不器用なキリテが本当に素敵でした!
ナユタ・ローエン(CV:藤原祐規)
キャラクター
イングリド神殿を守護する神殿騎士「白百合騎士団」の団長。
真面目で敬度なイングリド神の信者であるため、行動の指針はイングリド神殿の戒律。
感想
ナユナユ何て可愛い人なんだ! ナユタってホントいいキャラだと思います!
クーデレはキリテだから …… 何て言えばいいんでしょうか?? ツンデレとも微妙に違うし …… 。
とにかくナユタはすぐに赤くなるので本当に可愛いんです。
ナユタはイングリドの神殿騎士団団長なので、他人にも厳しく自分にも厳しい人なんです。
いつも小言ばかりだし、ソーは怒られまくりだし。
だけど常に真面目なナユタだからこそ、主人公に忠誠を誓った後は、本当に主人公を大切にします!
そんなナユタ編でオススメなのが、「抱きしめてくれる?」という選択肢を選んだ後です!!!!
真面目で不器用なナユタだけに「こ、こういうことは、慣れてないからな …… 」って!
真っ赤になって動揺するナユタがホントに可愛く見えるいいシーンだと思います。
ラストのデレっぷりもハンパないので、是非プレイして確認してみて下さい! 藤原祐規さん上手過ぎ!
ソー・真軸(CV:吉野裕行)
キャラクター
格闘技に関しては天才的な才能を持つ、自由気ままな格闘家。
明るく大雑把な性格で、神殿関係の知識やマナーには疎い。
感想
ソー素敵でした。
何て言ったらいいのかな?? わんぱく坊主をそのまま大きくした感じのキャラです!
基本的には大雑把な感じなんだけど、ここぞという時に主人公を守ってくれるいいキャラでした。
ソー編のストーリーはダイナスの王様の隠し子というのがメインです。
隠し子と言っても全く隠れていない隠し子なので、王様も息子が逞しく成長していくのを温かく見守っています。
…… と言っても王様ももちろんわんぱく系の王様なんですけどね(笑)
ちなみにソーのCVは吉野裕行さん、王様のCVが伊藤健太郎さんという同い年の声優さんなのに親子設定です!!!!
ソーが最後の敵と戦う際に
「好きな子と好きなだけイチャイチャできる未来をオレはこの手で掴んでみせる」というセリフがあるのですが、
このセリフでソーがどんなキャラか分かるかな?と思います。
世界を救う理由がイチャイチャって(笑) そんなソーがとっても可愛くて素敵でした!
ネイト・スールーヤ(CV:増田俊樹)
キャラクター
ミッドヴァン近くにある森、ヴォルフスシャンツェに住むワーウルフ(人狼)。
見た目は小柄で華奢な少年だが、実際にはパーティ内では年長者。
感想
ネイト可愛過ぎ! 真っ赤になるネイト最高です!
ネイトは「ワーウルフ」なので純粋な人間ではないんですけど、すっごくイヌっぽいんですよ!
で、仲間になるシーンも相当可愛いんです! 尻尾を振ったりして!!!!(笑)
すぐ赤くなって照れるし、寂しそうに遠吠えするし、本当に素敵なキャラでした。
ストーリーは、森に住んでいたネイトや狼たちですが、人間のせいで森が破壊されてしまい、人間を恨んでいるネイトは暗殺者として人間を殺して仕返しをしていました。
そして主人公のヴァキスタになってから、色々考えが変わっていく …… って感じです。
ネイト編の「その後」は本当に最強なので、是非プレイして確認して欲しいです!
相当チビが可愛いですよ!
増田さんのお声も素敵だしホントにいいエンディングでした。
ニコ・ヴェルヴェットナイン(CV:岸尾だいすけ)
キャラクター
大賢者を自称する狂酔科。常識に縛られない自由な言動を好み、自らの知識欲を最優先する。
感想
ニコ! この人「大賢者」だけど「エロ変態大賢者」でした(笑)
岸尾さんの演技がうま過ぎて、相当エロくて怪しくて胡散臭く聞こえるんです!!!!
普通のセリフでも胡散臭さがMAXでした。
ストーリーは全キャラ共通なので省きますが、ニコは本当に何でも知っていて、しかも知っている理由が「大賢者だから」で済まされるのが凄かった(笑)
普通は大昔の事とかめちゃめちゃ詳しかったらもっと追求するだろうに …… 。
最後の敵と戦う前にニコと主人公で混浴しちゃったり、どうか?と思う事もありましたが、ニコはやっぱり物知りで強いので、「エロ変態大賢者」でも許せちゃう …… そんなキャラでした!
個人的にはこういう変態キャラ、結構好きですよ(笑)
カミュ・テトラ・ポルテ(CV:鈴木裕斗)
キャラクター
リリスが生まれたときから、その傍にいる妖精。
神殿で育ち、年の近い友人に恵まれなかったリリスにとってはよき友人。
感想
カミュの可愛さ! とても大事にされている主人公が羨ましい限りです!
最初から主人公と共にいただけあって、主人公の気持ちを誰より理解してくれてます。
そして本当に大切に見守っていてくれているのが分かります。
カミュは妖精ですが、途中から大きくなって主人公の事をきちんと守れるようになります。
小さい妖精だったカミュが少年になる …… そんな感じで主人公も動揺しますが、徐々に気持ちにも変化が現れます。
例えるなら、幼なじみの男の子が急に男らしく見える …… あ、そのまんまですね(笑)
生まれた時からずっと主人公を見守って来たカミュが本当に可愛くて、途中から逞しく見えてきます。
子供っぽいけど、ちゃんと主人公を守ってくれるカミュが本当に可愛くて素敵でした!
鈴木裕斗さんの声もカミュの魅力をより引き立てていました!!!!