ブログ    頂き物

ネタバレレビュー

2013/06/07
Written by madoka

※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。

ストーリー

魔神の王国EVUU(エヴー)の姫は、ある日突然魔力が使えなくなってしまう。

その原因を父に尋ねると、実は亡き母が人間であり、主人公は魔人と人間のハーフだという事が明かされる。

こうして魔神から人間になってしまった主人公は約2ヶ月間の放浪の末、ようやく砂漠の王国キングダムに辿り着いが、そこで主人公を待ち構えていたのは、大小さまざまな願望を持った人間たちだった。

主人公の目的は、願いを持った人間達の願いを叶え、その見返りとして魔力を得ることで魔神に返り咲くこと。

魔神になれなければ人間になることのみ。つまりEVUUへ帰れなくなってしまう。

魔力を取り戻すべく翻弄する主人公は、ハイリスク・ハイリターンな大きな願いを持つ5人と出会う …… 。

 


全体感想


ゲームの詳細

このゲームはかなりのギャグ具合な作品なので、凄く人を選ぶゲームだと思います。

1周目の最初はそのノリについて行けない感じがありましたが、慣れて来ると心地よく感じます。

ただ前半のハイテンションと後半のシリアス具合がすごい差なので、その辺りで好みが分かれる作品です。


最初は正直「このゲームクリア出来ないかも」と思ったのですが、何気に考えさせられるいい内容でした!

ターゲットキャラは、ちゃんと自分の考えというか信念というかそういうのを持っていて、主人公と接していくうちに自力で願いを叶えようと努力します。

それを見ている主人公も人間に対する考えが少しずつ変わっていくんです。

甘さは控え目でボリュームも少なめですが、予想よりかなり楽しめた作品です!


乙女ゲーって主人公に対して「ここは共感出来るけど、ここは違うんだよね」みたいなのがプレイしていると大なり小なりあると思うですが、このゲームの主人公はキャラがかなり濃いので、大丈夫な方のみプレイして欲しいです。

私の場合は主人公については全然大丈夫でしたが、1周目の途中から寺島さんCVのウンバラが気になって気になって、メインキャラ攻略時にもウンバラの方に目がいってしまい、純粋に各キャラを楽しめなかったのが残念でした。

ウンバラ好きじゃない方は問題ないと思いますが、私のようにウンバラ狙いの場合はキツいかもしれません。


それとキャラによって内容の濃さというか面白さに差があったので、そこで評価を少しマイナスしました。

甘さよりストーリー重視でサクッとプレイしたい方にオススメしたい作品です。

 


セラ(CV:KENN)


キャラクター

セラはキングダム・スークでZACCAという名前の雑貨屋さんの店主をしている気のいいお兄ちゃん。

誰にでも分け隔てなく接する明るい性格で、俗に言う王子様キャラ。

しかし数年前まで、結構やんちゃをしていた過去がある為、たまにその時のヤンキー言葉が出てしまうときがある。


感想

何と!!!まさかの「ARMEN NOIR」の話が!!!

ちょうど直前にプレイしたからタイムリー過ぎです!

同じオトメイトさんで同じ歌手だし、いいのか!? 本気で驚きました。


セラ編は予想通りの内容だったので、ネタバレ的に一番最初に攻略するのをオススメします。

公式HPには「主役級キャラ」と書いてありますが、う ――― ん。ぶっちゃけ地味でした。

見た目は王子キャラだし素敵なんですよ? 声もKENNさまだし。でもこの内容じゃ …… 。

チャラいから? それともギャグだから? ハッキリ言えば全くドキドキ出来ませんでした。

終いには同時攻略した「真の魔神END」のウンバラでドキドキしちゃいました。


もう少し甘いイベントとか予想外の内容とかがあれば違っただろうに。ホントに残念な内容でした。

クリア後の「セラといっしょ」があるので、その分本編では活躍出来なかったのかもしれません。


  • オススメのセリフ

君はどうして僕の誘いに乗ってくれるんだい? あ …… え、えと …… 弱ったな。都合のいいように解釈しそうなんだけど。

…… ちょっと待って。ドキドキが止まらないから3分下さい …… 。

 


シャロン・アダバット(CV:松風雅也)


キャラクター

シャロンはキングダムの宰相として国政を仕切り、王家無きキングダムを守る立場の人物。

幼少の頃より、国政に関わる人間達のドロドロとした関係を見てきたせいで、他人の言動に敏感になり、それの真偽を察知出来るようになる。

亡き父の後を継ぎ、若くして宰相となるが、彼の行政は正義ではあるものの国民に厳しいものでもあり、民からはあまり慕われていない。


感想

なんだ「裸ネクタイ」ないんだ。 別に興味はなかったけど、そう言われると見たくなるものです(笑)

それにしても松風さんって、こういう役似合いますね! 外れなく素敵です!!!


シャロン編はネタバレ的にセラの次に攻略するのをオススメします。

何気にシャロンの本当の「願い」が私には予想出来なくて、最後の最後でやっと分かりました。

言われれば「あぁ」という願いなんですが、それが出来ない宰相閣下ならではの「願い」でしたよ!


キャラ的には少しずつ本音を見せるタイプで、素直じゃない2人のやり取りがいい感じでした!

松風さんってご本人はああいうキャラ?ですが、こういうクーデレタイプ似合いますよね(笑)

あの宰相閣下が甘えてくれるシーンは必見です!クーデレ好きにはたまりません!!!!


  • オススメのセリフ

…… ダメなわけ、あるか。そんな都合のいいこと、望んではいけないと思っていた …… 。

君を、ずっと私の元になど …… だが、それが許されるのなら、傍にいてくれ …… 。

 


ヴィ(CV:野宮一範)


キャラクター

ヴィはキングダム唯一の宗教団体『教団モスキーノ』の信者にして暗殺部隊のリーダー。

それ以外の全てが謎につつまれている。

人並みはずれた跳躍力をもち、暗殺者故に、気配を消すことにも長けている。


感想

予想外のシリアスな展開!? ヴィ編は教団語があるのでギャグっぽいかと思いましたが …… 意外でした。

そしてウンバラのセリフで切なくなりました。 セラ編に続き、またしてもウンバラ …… 。


ヴィはセラ編とシャロン編に登場するのですが、謎な事が多かったのでやっと納得出来ました。

ネタバレ的にシャロンの次に攻略するのをオススメします。


最初は教団語が正直微妙で、イケメンで野宮さんなのに …… って思っていたんですが、最後の方は普通に会話出来るようになるので安心しました。

えーと、教団語っていうのはオススメのセリフに書いたような「 …… 」が多くて英語やローマ字が混ざった片言のような感じです。

慣れて来ると全然大丈夫なんですけどね。


ヴィは果てしなく良い人で、甘いセリフは少なくどちらかというと切なめな内容でした。

もう少し甘さがあってもいいかな?という感じでしたが、最後は何気に仲良しカップルという感じでしたよ!

ヴィはプレイしていると可哀想になって来るキャラなので、是非とも幸せそうなヴィを堪能して下さい!


  • オススメのセリフ

…… デート …… だと …… !? これは …… デートだったのか …… ?

…… いや …… そうか …… デートか …… 気が付かなかった …… 。そうか …… SEKIMENさ …… 。

 


レジェッタ・サマル(CV:市来光弘)


キャラクター

レジェッタはどんな願いも1つだけ叶えてくれる『魔神の卵』を探す冒険者。

アニキ分であるセラを頼りにキングダムに流れ着き、魔神の卵の伝承が残るこの地で、秘宝の探索に乗り出します。


感想

ずっと気になっていたレジェッタの頭の上にいるハムスターの謎がやっと分かって良かったです!

しかも18日目まで全く触れないってどういうこと? 名前が分かるのは20日目だし。


何気にレジェッタ編良かったです!

正直地味っていうか一番興味無かったキャラなんですけど(失礼)おまけCGでは髪を下ろしてメチャメチャ素敵になっているし、セラ編よりも遥かにいいですよ!

あ、レジェッタ編はネタバレ率が高いので、ヴィの次がいいと思います。


内容的にはセラ編とシャロン編の補足という感じなので、個別ルートという感じはあまりしませんが、その分、他のキャラには無いRPG風なイベントが多いので、その点はすっごく良かったです!

まさにアラサー、アラフォーなら分かるってその通りだよ!!!素晴らしい設定でした。


またもやレジェッタよりもウンバラの主人公への優しさで切なくなってしまいましたが、それでもレジェッタとウンバラのやり取りは必見ですよ!

素直じゃない男の子って感じのタイプが好きな方にはオススメです。


  • オススメのセリフ

べ、別にそこにいるだけで可愛いとか一緒にいてくれんのが嬉しいとか応援されて幸せとか!

女の子っていい匂いだなとか、ていうか普通に女っぽくないけどそこがイイとか思ってねえよ!

 


イシュマール・ヤハヴ(CV:津田健次郎)


キャラクター

イシュマールは自称『教団モスキーノの顧問』という立場の神学者で、信者ではないらしい。

しかし、神学者でありながら神の存在は一切否定している。

博学で医学も修めている為、教団からは医者としても頼りにされている。

読書家で、一度読んだ本の内容は全て記憶してしまう変人でもある。


感想

何この人!!!! 他のキャラ攻略時は津田さんCVという点が気になるだけで、全く興味なかったのに …… 。

可愛過ぎて可愛過ぎて ―――!大好き!


イシュマールは悲しい過去があるからこそ神を否定しているのですが、主人公が魔神だと分かった後は、心の葛藤具合がとっても切なかった。

てか津田さんの演技が上手過ぎて、切なくて辛くなりました。


オススメのセリフに書きたいけど、あまりにもネタバレだし実際にプレイして確認して欲しいので止めちゃう程です。

そしてウンバラで毎回辛くなっちゃう私って …… 。

「さようなら、私の姫様 ――― 」でもう …… 。


終盤はシリアスな感じですが、少しずつ主人公にデレていくイシュマールが可愛いのでオススメですよ!

枕の行は本当にバカップルなので、是非両方の選択肢を選んで会話を楽しんで下さいね!


  • オススメのセリフ

何をしてきたのか知らないが、戻ってきたのならとっとと寝たまえ。今は充分に深夜と呼べる時間だぞ。

まったく、隣にいればいたで、いなければいないで厄介な女性だな、君は。

 


ウンバラバッパー(CV:寺島拓篤)


キャラクター

ウンバラバッパーは主人公が魔神として返り咲く為に彼女のお供として、シャザーヌ王の魔力で作られた疑似生命体。

容姿は王様の若い頃にそっくり似せてある。

『魔神ルーレット』という魔力を得る為のアイテムの管理者で、彼がいなければ、主人公は人間の願いを叶えることも魔力を得ることもできない。

ちなみに彼自身も『どんな願いでも、3つだけ叶える』ことが可能だが、当然それは主人公には適用されない。


感想

「諦めたらそこで、試合終了」素晴らしい(笑) どうしてある程度の年齢向けなんでしょうか?

このゲームを始めた時はウンバラって微妙だと思いましたが、一番好きなキャラになりました!


ウンバラルートは真の魔神になった主人公がウンバラの願いを叶えてあげるルートです。

イシュマール編の「さようなら、私の姫様 ――― 」の続きですね。


ウンバラの願いは「人間になりたい」というものなので、とりあえず主人公はお試しとして5日間だけ人間にしてあげます。

全然隠れてない隠しキャラなので、他のキャラ攻略時に訪れた場所をウンバラと主人公が回る内容です。


精霊の時は一緒に出掛けられなかったけど、今度は主人公と一緒に回りたいと願うウンバラが可愛いですよ。

ルート自体は短いですが、その分ウンバラは他のキャラの時にもずっと出て来るので大満足な内容でした!

「ウンバラ END」も良かったですが、セラ編で同時攻略した「真の魔神END」の方がオススメです。


  • オススメのセリフ

夢の中ですけど …… 現実とは、きっと何もかも違うのでしょうけど、それでも ……

… 夢の中だけでも、こうして姫様に触れることができるとは、私はなんと幸せ者なのでしょう。


Amazon 関連商品
スポンサードリンク

Copyright © 乙女ゲーム攻略.com