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ネタバレレビュー

2014/07/17
Written by madoka

※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。

ストーリー

国の治安体制が、うまく機能していない国々。

犯罪者達は賞金首として賞金稼ぎに追われ、「グリム」と呼ばれる組織が、その賞金稼ぎ制度を取り仕切っている。

主人公はいわくつきの怪力を活かして、グリムの本拠地のある国で賞金稼ぎとしてスタートを切ったばかり。

いずれは「調停人」と呼ばれる重職につき、 故郷にグリムの制度を取り入れるのが目標。

そんな中、最近になって彼女のいる街に大物賞金首達が集まってきているとの情報が入る。

それを聞いた調停人のブレーメンは、弟子とはいえ新米である主人公に「この中の誰かを担当してほしい」と言い出した。

不審に思いながらも依頼を受ける主人公だが、それはグリム、賞金首、賞金稼ぎ、そして国の秘密にも迫る一連の事件の始まりでもあった ――― 。

 


全体感想


ゲームの詳細

最初にも書きましたが、私の苦手なエロ度高めでヤンデレありの内容でした。

しかも安元さん狙いで購入したのに、ブレーメンがあまりにヤンデレだったので、途中で心が折れそうになってしまいました。


内容は主人公が賞金稼ぎなのでアドルフ編では2人で賞金首を捕まえる、他のキャラは追う側と追われる側になります。

ブレーメン編は物語の本筋なので別です。

キャラクターはグリム童話になぞられているので、グリム童話に詳しい方なら「ここは!」とか気付く内容やエンディングになっています。

私の場合はキャラクターの名前を見て「あの作品だな」と分かる程度で、内容はあまり分からない状態でプレイしましたが、何の問題もありませんでした。

主人公は他のQuinRose作品とは違い、ちゃんと一緒に戦ったり出来る前向きな感じで良かったと思います。


ただ、エロ度は15歳以上とは思えない程高めです。

話によっては主人公が手で胸を隠しているだけレベルで、そこまでじゃなくても、主人公が脱がされたり洋服の中に手を入れられたりします。

終盤は2人きりになると色っぽいシーンになり、ラストはどのキャラもエロ落ちで終了します。

そして安元さん狙いで購入したのにブレーメンがかなりのヤンデレで、それが本当に辛かったです。

詳しくはブレーメン編で書きますが、ヤンデレが苦手な方はプレイしない方がいいと思います。


感想

長々文句ばかり書いてしまいましたが、エロくてもOKでヤンデレも大丈夫な方はプレイし甲斐があると思います。

エンディング数も多く、声優さんも豪華ですしね。

攻略対象ではありませんが、柿原さんCVのヴィッダーというキャラが意外といい感じだったので、FDを発売する事があれば是非とも攻略対象にしてもらいたいです。

あの狭い時計の中に入りたいと思ったのは私だけではないはず!?

もうちょっと色々な面でソフトにしてもらえたら、もう少しオススメ度は高くなったのに …… 残念です。

 


アドルフ=ロート(CV:谷山紀章)


キャラクター

アドルフは若手ではNO.1の検挙率を誇る、賞金稼ぎ。

ブレーメンに心酔しており、弟子である主人公をライバル視している。

若手でも腕利きというだけあって、普段は硬派でクールなのだが、主人公とは子供っぽい喧嘩を繰り返してしまう。

職場ではからかい半分に仲よしとして見られているのだが、本人達はまったく気付いていない。

賞金稼ぎは情に流されるべきではないと割り切っており、甘いところのある主人公に苦言を呈すこともある。


内容

半ば強引にアドルフと手を組み、切り裂き魔を追うことになった主人公。

切り裂き魔を捕まえることに成功しますが、その戦闘でアドルフは怪我をしてしまいます。

「誰も信じない」と突き放すアドルフ。

切り裂き魔を追ううちに友人になれたような気がしていた主人公。

主人公は何度もアドルフの家にお見舞いに行っくうちに、アドルフの相棒である狼に懐かれ、アドルフ自身も少しずつ主人公に対し心を許すようになっていきます。


感想

なぜかアドルフ編は本当の悪のボスはブレーメンなんじゃないのか?と思わせられる内容でした。

セクハラで病んでて黒いし諦めが悪いししつこいし …… 。って酷い言われようですね。


アドルフ編は終盤まで主人公とアドルフはライバルや相棒のような関係が続くので、他のキャラより甘いシーンが少なめだったように思います。

最後の方は甘々展開の連続でしたけどね。


アドルフ編では主人公が賞金首になったり、ブレーメンやヴィッダーに振り回されてしまうので、それで恋人同士っぽくなりにくかったのかもしれません。

話が進むにつれて最初の頃の怒鳴り声が聴けなくなり、谷山さんの突っかかるアドルフが好きだった私は寂しく感じてしまったので、そこが残念でした。


オススメのシーンは処刑台ENDで、バッドエンドではありますが、最後の一瞬まで見届る主人公の強さがこのゲームの魅力だと思いました。

アドルフ編をプレイするとうさぎリンゴが食べたくなりますよ!


  • オススメのセリフ

…… 。なんでおまえが俺にこんな物を …… 。陣中見舞い、いや敵に塩を送るってやつなのか …… ?

こ、こんなもの、貰ったって嬉しくもねえけどよ。ま、くれる物は断らない主義だからな、貰ってやるぜ。

!! 誰が返すか!一度、俺の物になったからには、永遠に俺の物だ!

 


ラプンツェル=ド=トゥルム(CV:岸尾だいすけ)


キャラクター

ラプンツェルは国家機密を盗んで他国に売り渡したり、国宝を盗んだりと、世界規模の大怪盗。

その鮮やかで大胆な手口に、一般人からの人気は高い。

気分屋であり、わざわざ予告状を出したり、大げさな手段でつまらない物を盗んだりもする。

専用の飛行艇で世界中を飛び回る、自由を愛する人物。

ブレーメンとは旧知で、主人公の幼い頃も知っているようだが、詳細は不明。


内容

主人公はラプンツェルを捕まえようと度々接触していくうちに、ラプンツェルのことが気になっていきます。

しかしラプンツェルは盗む前は欲しくても盗んだ後は執着がもてないタイプなので、主人公はラプンツェルを好きになっても自分が傷付くだけと心配になります。

そんな時、ラプンツェルの生い立ちを聞き、いつも自信に満ちあふれているラプンツェルは、本当はユーモアで悲哀を隠す道化師のような人知れず孤独を抱く人だと分かり …… 。


感想

スタート時にラプンツェルは私の大好きな変人タイプだと分かり、攻略するのを楽しみにしていたのですが、ラプンツェル編なのにアドルフがいい味出し過ぎて気になりまくりでした。

でもラプンツェルかなり好きです!


スタート時から主人公のことを気に入っているラプンツェルですが、なぜ昔から主人公の事を知っているのかなどはラプンツェル編をクリアしても説明はありませんでした。

その辺りはブレーメン編で語られるのかもしれません。


大怪盗なだけあって基本は甘々セリフを言って来る王子キャラ設定ですが、たまに動揺したり真面目になったりするのが見えた時の方が甘々より逆にドキドキでした。

こういうキャラでは王道ですけどね。

そしてオススメのセリフにも書いた通り、流れでそうなりたくないと確認するあたりが、さすがモテるだけあって大人で素敵でした。


あくまで個人的な意見ですが、その後のエロシーンはあそこまでじゃなくても良かったのにと思います。


  • オススメのセリフ

場所は関係ないんだ。お互いの気持ちが大切でね …… 。

つまり …… 、もっと、君に触れたい。 …… 駄目だろうか?

これ以上を、流れで持っていくのは嫌なんだ。自慢じゃないけど、俺は女の子の扱いに慣れているから …… 。

君が流されただけじゃなくて、自分の意志で俺に触れられているって確信が欲しい。

 


ジュール=ロズモンド(CV:櫻井孝宏)


キャラクター

ジュールは毒を使う殺し屋で、賞金首。 茨に覆われた屋敷に住んでいる。

新種の植物を作りだすのが得意だが、大抵毒が仕込まれている。

ナイフの名手で的は外さないのだが、それでもわざわざナイフに毒を塗るほど毒殺に拘りが …… 。

いつも睡眠不足に悩まされており、眠そうにしている。

そのせいか、殺し屋としての腕は一流なのだが、依頼主に不安を抱かせることも多い。

ヴィッダーとは友人で、寝付きの悪さを相談している。


内容

暗殺を邪魔した主人公はジュールに狙われるようになります。

感情の起伏も無く、痛みも感じず、人に触られるのを極度に嫌うジュールは「自分が生きていることを感じるのは …… 人を殺している時だけだ」と言います。

ジュールは主人公と度々接触していくうちに少しずつ感情を出すようになっていきますが、立場上2人は戦うことに。

しかもその戦いに子供が巻き込まれ、主人公は子供を助ける為に毒ナイフが刺さり、倒れてしまいます。


感想

何という可愛らしさ!!!!

あの無表情だったジュールが段々喜怒哀楽を表すようになっていくので、それが凄く良かったです。

甘えたジュールの囁きは反則ですよ!!櫻井さん相変わらず素敵です。


最初は私の嫌いな病んでる感じだったので、いくら櫻井さんCVでも駄目かなと思ったのですが、ゲームが進むにつれて少しずつ変化していき、最後はブレーメンのことをライバル視するまでになるジュールが本当に可愛いですよ!


エンディングも他のキャラだと故郷を誰かに任せたりすることが多いのに、ジュール編は調停人として働く主人公が見られるし、賞金稼ぎとして戦闘を頑張っていたのでその点も良かったです。


そんなジュール編でオススメは、主人公が屋敷から帰る時に口では引き止めようとしていないけど、ジュールの意思を反映した茨が入り口を覆っていて帰れないシーンです。

言葉は少ないけどジュールの気持ちの変化が分かり、何気にキュンとさせられる内容でオススメですよ!


  • オススメのセリフ

…… おまえを殺せるか、試したかった。

どうしてだろう。どうしておまえを殺せないのだろうか。

おまえを殺したいと思うのに、苦しい顔や辛い顔を見ると助けたくなる。

苦しんでいるのを見るより、花を見て笑うおまえを見る方が、いい。

 


ヘンゼル(CV:森久保祥太郎)& グレーテル(CV:鳥海浩輔)


キャラクター

ヘンゼルはグレーテルの兄。トラップが得意な賞金首。

グレーテルと組んで、強盗から詐欺、時には殺しを行うこともある。

しかし、幼い子供のいる家には手を出さない。

甘いものが大好きで、常にお菓子を持ち歩いており、トラップもわざわざお菓子をかたどったものを使っている。

「甘くて美味しそうな香り」だと、主人公の匂いをとても気に入っている。


グレーテルはヘンゼルの弟。トラップが得意な賞金首。ヘンゼルと共に様々な犯罪に手を染めている。

自分とヘンゼル以外には区別なく容赦がないが、子供に害をなすような大人に対しては、特に残虐性を露わにする。

主人公の匂いを気に入っている兄のヘンゼルに「そんな女、食べたらお腹を壊す」と言いつつ、自分も主人公の匂いを気に入っている。


内容

主人公はヘンゼルとグレーテルを追うのと同時進行で、人身売買の事件も担当します。

人身売買の件を調べているうちに、何故かヘンゼルとグレーテルが「協力して子供たちを救いたい」と言い出します。

最初は賞金首と賞金稼ぎという関係だったのに、少しずつ関係が変化していき、2人が賞金首から足を洗うために3人でヘンゼルとグレーテルの両親を殺した仇を討つことになります。


感想

最後の「若い人の心は移り気」ってブレーメンはどんだけ粘着質で黒いんだ。

確かにヘンゼルとグレーテルはまだ若いから、ブレーメンから見たら主人公を全然手放してない感じなのでしょうか?


最初は主人公を揶揄ったり騙したりしていた2人ですが、主人公の事が気になっていくにつれ、ヘンゼルはクーデレの照れた可愛さを、グレーテルは年下キャラ特有の甘えっ子な可愛さを見せるようになります。


エンディングによってはヤンデレだったり主人公が殺されたり色々なパターンがありましたが、おやつの時間 END は兄弟設定では王道の主人公が2人に愛されるエンディングなので、好きな方が多いんじゃないかなと思いました。

しかもCVが森久保さんと鳥海さんなので、余計に色っぽいシーンの破壊力は凄かったですよ!!


私のオススメはバッドエンドですがパン焼き窯 ENDで、いつもと違う冷たい目の2人がとても印象的でした。


  • オススメのセリフ(ヘンゼル)

ふうん? 励ましがほしかったのか? この俺から?

…… あなたにそんな顔は似合わない。もっと馬鹿らしく、とんでもないことをしているほうが、あなたらしい。

…… 元気になれよ、○○。そうじゃないと、叩き甲斐がない。


  • オススメのセリフ(グレーテル)

僕は兄さんみたいに、考えてから行動するタイプじゃないから。

ただ、心に感じたことをそのまま言っただけだよ。

分からないけど、多分 …… 。

その僕が部屋に上がり込んだり舐めたりするのは …… 、あんたのことが好きだからだと思うよ。

 


ブレーメン=マルシュ(CV:安元洋貴)


キャラクター

ブレーメンはリーザ(主人公)の師匠。賞金稼ぎの元締め・グリムの調停人で、酒場のマスターでもある。

調停人になる前は、凄腕の賞金稼ぎとして名を馳せていたため、今でも畏怖の対象となっている。

いつも笑顔を絶やさないが、裏で何を考えているのか分からない人物。

ロバ、イヌ、ネコ、ニワトリを酒場の裏で飼っている。


内容

主人公の事をセクハラまがいで猫可愛がりしてきたブレーメンは、本格的に主人公を補佐役として傍に置くようになります。

今まではただの師匠と弟子だった2人ですが、ブレーメンの裏の顔や強さや冷酷さを見たりするうちに、主人公の気持ちが少しずつ変化していきます。

雨島の襲撃後、2人は血の掟を交わし、ただの賞金稼ぎからブレーメンの部下となりますが、主人公は恋人同士ではなく部下という立ち位置に寂しさを感じるようになります。


感想

ブレーメン、凄く期待度高かったのですが、予想以上にヤンデレでした。

QuinRose作品には私の好きな激強変人キャラが多いですが、ブレーメンは激強は激強でも精神だけでなく肉体も傷付ける重ヤンデレだったので、かなり好き嫌いが分かれるキャラだと思います。


ブレーメン編はブレーメンの目的、主人公の怪力の秘密、ラプンツェルが主人公の事を昔から知っていた経緯、グリムのトップの正体など、ある意味解決編の内容になっています。

なので攻略条件は誰か1人をクリアなのですが最後にプレイした方がネタバレ的にもいいと思います。

と言ってもグリムのトップの正体は1周目から普通に分かってしまうと思いますけど。


ブレーメンは自分で主人公のことを傷付けておいてその傷を舐めるとか、逃げるなら手足の自由を奪うとか、裏切るなら殺すとか、とにかく私の苦手なヤンデレ満載でした。

でもここまで病んでなければ激強で腹黒で粘着質な感じは嫌いではないんですけどね。

安元さん目当てだったのに、とっても残念です。


  • オススメのセリフ

私のことを知りたいのなら、いくらだって教えてあげますよ。でも、他の人に聞くのは禁止です。

約束ですよ。私のことで知りたいことは、直接尋ねること。約束を破ったら、それは私に対する裏切りです。

…… 分かりましたね? …… 。 …… 分かりましたよね? よろしい …… ふふっ。


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