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ネタバレレビュー

2017/○○/○○
Written by madoka

※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。

ストーリー

『Lucian Bee's』とは、極秘裏に進められているプロジェクト『全世界ダメ男ダサ男改造計画』を遂行する為設立された秘密組織である。

メンバーはA〜Zまでをそれぞれコードネームとして持ち、任務中はお互いをコードネームで呼び合っている。

君はこの度、我が『Lucian Bee's』の直接ターゲットと接触し改造任務を遂行するエースストライカーとして抜擢された。コードネームは『A』だ。


早速、君には重大な任務についてもらう。

全世界をターゲットにボーダレスアイドルグループとしてデビューした『ROMANXIA』を知っているだろうか?

活躍が期待された彼らだったが、何故かデビュー直後、謎の『活動停止』を公表した。

今回のターゲットはこのROMANXIAの6人だ。

今回の任務の依頼者は彼らの所属する音楽メーカーの社長『ナタリー』。

ROMANXIAの活動停止の理由。それは6人が皆一様に世間的に公表するには、はばかれる程のダメ・ダサ男であり、活動を続けさせる訳にはいかなかった為だ。


ROMANXIAの復活を待ち望んでいるファン達の為にも、何とか彼らを改造してほしいというのが今回の依頼である。

A ――― 。君にはエースストライカーとしてターゲットに接触し、ダメ・ダサ男の彼らをイケメンへと磨き上げ、本当に輝きがある星(スター)にして欲しい。


ただし、ダメ・ダサ男を生み出す謎の秘密結社『DARESIGN』の連中も狙ってくる。

くれぐれも気をつけてほしい。

彼らが再び輝きを取り戻せるかは、君の実力にかかっている。

全世界の乙女達の為に、頑張ってくれ。 ――― 健闘を祈る。     マスターL

 


全体感想


ゲームの詳細

最初のページにも書きましたが、元々はPS2のゲームをPSPに移植した作品です。

移植したことによりメインキャラ以外のボイスがカットされ、その分各キャラのアフターストーリーが4話ずつ追加されましたが、PS2版をクリアした方はボイスカットで違和感を覚えるかもしれません。


主人公のAはLBのエースストライカーとしてターゲットに接触します。

ターゲットはロマンシアの6人で、プロローグ後にどのキャラのどこを改造するか選択することが出来ます。

各キャラはMISSION:5まであり、各ミッション毎にFASHION、FOOD、HAIR、DESIGN、MANNERを改造します。

Aと同じくLBのストライカーのMとQと協力し各ミッションをクリアしていくのですが、LBをバックアップするメトロポリスⅤというスペシャリスト集団がいて、それに対抗する集団としてハニーバザードⅥがいます。

この2つは対になっていて、どちらにもFASHIONのスペシャリスト、FOODのスペシャリストという具合に担当がいて、どのキャラを改造する時もかならず登場します。

エンディングは全キャラ3種類で、ダメ男に戻るEND、ロマンシアに戻らないEND、ロマンシアに戻るENDです。

PSP版ではダメ男に戻るENDとロマンシアに戻るENDにアフターストーリーが2種類ずつ追加されています。

簡単に言うとこんな感じです。


感想

このゲームの魅力はターゲットを改造することより、LBやその他のキャラとのやり取りだと思うので、サブキャラが全く喋らないというのはすごく勿体無いと思いました。

系統としてはVitaminシリーズがお好きな方には向いている作品だと思います。

ターゲット6人はもちろんですが、メトロポリスⅤとハニーバザードⅥもかなり変人ですよ!


あくまで私の場合ですが、メインキャラ攻略中にも関わらず遊佐さんのドMキャラが気になり過ぎて大変でした(笑)

他にも不幸体質とか境界線だったりBLっぽかったりと、周りの個性が本当に強いんです。

だからターゲットはもちろん素敵なんですが、霞んで見えちゃうのが難点ですかね。


甘さよりコミカルなシーンを楽しむゲームなので、笑える感じの乙女ゲーが好きな方にはオススメです。

追加されたアフターストーリーは甘々だったし、これでフルボイスだったらオススメ度4点は付けていたと思います。

MPⅤとHBⅥを攻略出来る『JUSTICE YELLOW』と『EVIL VIOLET』に期待します。

 


ヴァン・カイエン(CV:鈴木達央)


キャラクター

年齢:17歳、国籍:日本、趣味:バイクで走ること。

トーキョーサンノウジシティで最大のガンライナー『天照爆走族』通称『天爆』を仕切るリーダー。

破天荒なオレ様だが、信念を貫く熱い漢で、カリスマ的なリーダーシップを持っている。


内容

Aは天爆のメンバーとしての姿と、ヴァンの同級生としての2つの姿でヴァンに接触します。

色々話を聞いていると、ヴァンは漢の生き方にこだわりを持っており『リボルバー』というアニメから多大な影響を受けていることが分かります。

主人公はターゲットであるヴァンと度々接触しているうちに、改造しなければならない立場にも関わらず、ヴァンの素行の悪さを何故か肯定してしまうようになります。


感想

ヴァン編の内容はどうやって天爆を卒業させるか、そして家族との確執を解決するか、その2点がメインでした。

お金持ちの息子が暴走族になり、家族と上手く行かないというストーリー自体は予定調和です。


ヴァンは女性慣れしていない為、学校で主人公に会った時は声が裏返るヘタレなのですが、天爆として接した時は達央さんの喉が心配になる程、叫んだり大きな声を出している義理人情を重んじる熱い漢でした!


主人公と初めて出逢った時に思わず『レバニラ』と叫んじゃう程の同様っぷりで、多分一目惚れだったんでしょうね。

そういう可愛さと天爆のヘッドとしての漢らしさがいい感じに混じっていて、王道の男気キャラだと思いました!!


序盤の闘魂注入の「元気・DEATH・蚊 ――― っ!」では不覚にも爆笑してしまったし、実はヴァン編はかなりお笑い要素が強かったように思います。

バルバラのポークビッツ発言等、下ネタが苦手な方は笑えないかもしれませんが。

ですがヴァンは達央さんなだけあって、終盤はドキドキさせられまくりの王道素敵キャラでオススメですよ!


  • オススメのセリフ

なんだろう、この気持ち …… 。オレさ。オメエといると、まるで病気みたいに …… 。心臓が暴れるんだぜ。

惚れた、の …… かな。オレ、オメエのこと …… 。オレ …… !

 


ジェシー "KID" スクワイア(CV:寺島拓篤)


キャラクター

年齢:18歳、国籍:イギリス、趣味:ライブ。

ライブハウスで熱狂的な信者を抱える高校生バンド『Knights Of Round』通称『KOR』のギター & VO。

クールで冷静だが協調性がなく、時折破滅的で破壊的な行動を起こす自己中心的な性格。


内容

主人公はAMQというバンドメンバーとしてと、ジェシーの通う高校の教師としての2つで接触します。

ジェシーは『ROCK』にこだわりを持っていて、食べ物や髪型、持ち物など全てにおいてROCKでなくてはならないと思っています。

さらに家庭環境にも問題があり、主人公は教師としてジェシーと接しているうちにミッションに直接関係ない家族関係や学力などまでサポートし、ミッション以外の時でもジェシーのことを思うようになります。


感想

ジェシーは父親が世界的に有名なロッカーなのでJr.扱いされるのを嫌い、年齢的にも進路についてや家族についてなど色々悩みを抱えているので破滅的で破壊的な行動を起こす事が多く、それを改造する為に主人公は先生として接していくんですが、リアムの息子としてではなく接してくれる主人公にジェシーが惹かれていくという内容です。

KORはロックバンドですがロマンシアはアイドルなので、音楽性の違いも重要なポイントでした。


ジェシーはクールなタイプかと思いきや、意外にも手が早いがっついているROCKなツンデレキャラで、こういう感じはレミィが担当だとばかり思っていたのですが、予想外のセクシーさに驚いてしまいました!!!

DAMEN END ではロングホーンが突き刺さっていても、色っぽいセリフを言っていましたからね。


どのエンディングでも寺島さんがホント色っぽく囁いているので、寺島さんファンの方は悶絶しまくりですよ!

とにかく最初から最後まで『ROCK』一色なので、ROCKが分かったような分からないような?そんな内容でした。


  • オススメのセリフ

…… ほら。起ーきーろ、先生。

…… んだよ、あんま無防備にしてっと …… 。 …… 先生 …… 。って …… 何やってんだ、俺!

チッ、とりあえず …… ここだと扉開けるのに邪魔だから、運んでやるだけだ、邪魔、だから …… っ!

だから、早く起きろよ …… 先生。

 


レミィ・J・ベルモンド(CV:宮野真守)


キャラクター

年齢:19歳、国籍:フランス、趣味:フェンシング、ポージング。

名門貴族ベルモンド家の子息にして、パリ国立歌劇団『グランエトワール』のNO.1スター。

恵まれた容姿だが、とにかくナルシストで女ったらし。規格外の常識外れでも知られている。


内容

主人公はベルモンド家のメイドと日本から来た女優としてレミィに接触し、ミッションを行います。

レミィは見た目を重視し、食べ物から洋服まで様々な面において(自分基準で)美しくなくてはならないと思っています。

レミィはレミィなりに考えてこだわりを持って行動してはいるのですが、そのために毎回弟や執事やメイド達に迷惑を掛ける態度に、主人公は苛立ちを覚えてしまいます。


感想

最高〜〜〜!!!!

あまりに宮野さんが上手過ぎて、レミィはターゲットの中で断トツの変態でした!!!!

最初はタラシなナルシストキャラって、いくら宮野さんでも全く興味が無かったんですよ。

ですがプレイしてみたらレミィがあまりにおバカなヘタレワンコなので、某ホスト部のキャラが好きな方はキャーキャーですよ。

しかも最近私のお気に入りであるドMな変態で、最高に笑わせてもらいました!

宮野さんホント凄いです!


ただ、このゲームにはもっとドMキャラがいるので、そこが唯一の難点でした。

レミィもかなりの甘々で素敵なんですよ?

素敵なんですけど、私の場合どうしてもそのキャラが気になってしまってというか比べてしまうので、ホント残念でした。

ですが、ターゲットの中では好きなタイプです。


レミィにはエミリオという弟がいるのですが、実はレミィより良い男になるのでは?と思わせる可愛い少年だったので、そこにも注目して下さいね。

以下のセリフは、おバカなレミィらしくてお気に入りです!


  • オススメのセリフ

それで、フロイラインにお願いがあるんだが …… 。その …… 。私を …… 。私をぶってくれ。

あの平手が私の人生を変えた!そして気づいたんだ …… 。

この甘美なる感触、じんわりとした痛みから広がるあたたかさ!私の求めていたものはこれだと!

あ、待ってくれフロイライン!ジュ・トゥ・ヴ!

 


リィ・カトル(CV:梶裕貴)


キャラクター

年齢:16歳、国籍:中国、趣味:買物。

上海にある総合音楽の名門女子校『麗鈴学園』に通う一方で、暗殺者『堕猫』としての冷酷な一面も持つ。

普段は寡黙で友達も居らず、心を許しているのはフェレッットのフェイのみ。


内容

カトルは上海マフィア『雷賊』の跡取り息子であることを隠すために、子供の頃から常に女装して生きて来ました。

家族も女性として扱い、女子校に通い、女性として扱われるのが当たり前だと思っているカトル。

主人公はカトルの護衛として同級生になり、カトルも少しずつ主人公に対して心を開いてくれるようになります。

そんなある日、ライバル組織である『天祥』との争いが一段と激しくなり、カトルだけではなく主人公も命を狙われるようになります。


感想

カトルは自分の身を守るために幼い頃から女装をしてきた設定なので、喋り方や身振り手振りまで主人公より遥かに可愛らしいんです!

恥ずかしくて主人公を踊りのペアに誘えないとか!!!

もちろん主人公から誘う事になり、しかもカトルが女役で主人公が男役なんですけどね。

劇の時も主人公がロミオでカトルがジュリエットだし。


でも MISSION:4 の途中で主人公とカトルがナンパされるシーンがあるのですが、その辺りから少しずつ男の子っぽくなっていって、最終的にはあんなに可愛かったカトルが見た目と違って男らしくグイグイいく感じに改造されるので、エンディングやアフターストーリーではキャーキャーしちゃいました!


基本的にカトルの方が女子力が高いので、Gじゃないですが主人公がカトルを口説いた方がいいのでは?と思う場面が多々あり、以下のセリフでも分かる通り、初々しい2人のやり取りでかなりドキドキさせられました!

見た目は女の子同士なのに。


カトル編では梶さんが可愛い声と格好良い声の両方を使い分けていらっしゃるので、そこにも注目して下さいね!


  • オススメのセリフ

家、大人以外女性。学校も、女の子ばかり。

私は女の子に囲まれて、生活してた。私を女の子として見る子達と、ずっと …… 。小姐と出会うまで。

だから …… 。誰かと恋愛する機会、なかった …… 。好きな人が出来ることも。

カトル君 …… 。そう呼ぶの、小姐だけ。

 


ルーク・ロックウェル(CV:TAKERU)


キャラクター

年齢:19歳、国籍:アメリカ、

趣味:ゲーム、漫画、アニメ、フィギュア(とくにジャパニーズアニメが好き)

アメリカの名門大学USCIに通っている大学1年生。

スーパーオタク & 極度の挙動不審で女性とのコミュニケーションも苦手。


内容

ルーク編はルークが通っている大学ではチアリーダーとして、自宅ではボディガードとして、更にルークがハマっているネットゲーム『エタータルエンブレム(EE)』の中と3つで接触を試みます。

EEの中で『あるる』という名前でルークと接触していくうちに、ルークはゲームの中のあるるに恋をします。

ルークがあるるを可愛いと褒める度に主人公は微妙な気持ちになり、更にルークにフィアンセがいる事で任務中なのにヤキモチを妬いてしまいます。


感想

やっぱり!!!最初からルークは相当素敵になるだろうと思っていました!

あの瓶底メガネを取るとイケメンだというのは、アニメやゲームでは鉄板ですね(笑)


内容は、頭が良いけど人付き合いが苦手な引き蘢りオタクが、社交的なイケメンに変身するというものです。

MISSION:2 終了時は見た目はまだあのままですが、キョドってたルークが勇気を出し言動が以前より格段に良くなるので、一気にいい感じになりました!

私は変人キャラ好きなので、あの時点で全然OKでした!


ルークは妹思いだし、ゲームの中でも面倒見が良いし、途中から主人公について薄々気付いていたのに黙認してくれるような優しさが魅力的で、改造後はインテリメガネだし万人受けするのではないでしょうか?

私はオタクでも全然OKなタイプなので PERFECT END より DAMEN END の方が実は好みなエンディングでした!

余談ですが、鳥海さんの「父ちゃんにもだまされたことないのにYO!」が個人的には一番気になったセリフです(笑)


  • オススメのセリフ

だ、だって …… こういう人は何でも似合うから、僕が好む服なんて、分からないだろうし …… 。

そ、それに。僕は、あるるに、選んでもらいたくて来ている訳、だし。

…… あるるの前で、他の人の見立てで、選んでもらうなんて、いらないし …… 。

…… 大体、あるるがもし僕よりそっちを気にしたりなんかしたら、僕は …… 。

 


アンジェリカ・アシュワン(CV:日野聡)


キャラクター

年齢:17歳、国籍:アラブ、趣味:ギャンブル。

摩天楼の連なる幻惑的な百万都市を擁する都市国家『ドバイ』の王子様。自由奔放で

ワガママな生活をしており、どうしようもないギャンブル狂。自分の祖先が海賊である事を誇りとしている。


内容

アンジェラ編はアンジェラの所有するカジノに潜入するために、主人公はバニーガール姿へ変装します。

作戦通りアンジェラに気に入られた主人公は、LBの任務を隠すため「亡国の王女」と名乗り、接近します。

なぜかアンジェラのアルース(花嫁)候補となった主人公ですが、いつも明るいアンジェラと接しているうちに、任務外の時でもアンジェラの笑顔ばかり思い浮かぶようになります。


感想

ハッキリ言いますが …… 、アンジェラくんはあまり私好みではありませんでした。

日野さんなのに!!!

日野さんの演技が上手いから逆にそう思ったのかもしれませんが、あまりに喋り方と性格が。


アンジェラくんは何でもお金で解決しようとしたり、人の意見を聞かないワガママ三昧で、従者というか秘書?のラポさんに任せっきりなんですが、ミッションが進むにつれて少しずつ人の意見を聞いたり、庶民の気持ちを理解出来るようになります。

あとはお兄さんとの確執と海賊関係の話です。


主人公の嘘を本気で信じたり、主人公にべた惚れの明るく可愛いキャラクターではあるんですけど、エンディングになってもあまり魅力を感じる事が出来ませんでした。

それとラポさんのボイスが無いのは痛かった。

終始出突っ張りなキャラだけに、ラポさんだけでもボイスを入れて欲しかったと思うのは私だけでしょうか?


日野さんなのでかなり期待度が高かったのですが、凄く残念な結果になってしまいました。


  • オススメのセリフ

オレ様の部屋から黄金がなくなっても、譲れないものがある。本当の宝物に対してだけは、黄金を使う。

唯一無二のものだけには。○○に対してだけは。オレ様のアルース …… 。


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