ネタバレレビュー

※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。

パティシエ見習いとして毎日平凡な生活を送っていたあなた。

そんなあなたが、ある日突然5000億円の遺産の相続人に！

しかも相続の条件は、イケメン兄弟の内、誰か1人と結婚することに！？

「この5人の中から1人選んで結婚してください」

「結婚しなければ、あなたは、あなたの最も大切なものを奪われる可能性があります」

5000億円の相続権を持つあなたと、腹違いの5人兄弟。そして、あなたに選択を迫る弁護士。

大切なものを守るため、あなたが選んだのは ――― ？

このゲームはアプリからの移植作品で、アプリ作品に共通して言えることなのですが、短めです。

内容は5000億円の相続人候補になった主人公が、イケメン兄弟の内、誰か1人と結婚しないと父の店が潰されたり嫌がらせを受けるので、父の店を守るために相手を選ぶという話です。

兄弟たちは皆お金に困っている訳ではないけど、遺産が目当てだったり他に理由があったりして、5人全員が初対面でプロポーズします。

顧問弁護士が本当に愛し合って結婚するのかジャッジするので、婚約者として接するうちに、本当に恋人同士になる。

恋人同士のふり → 本気になるというのは、乙女ゲーやマンガなどでは王道ですよね。

ゲームの詳細ですが、プロローグ後にキャラクターを選択し、キャラ毎の内容をプレイしていきます。

1話5分掛からない程度の30話構成で、毎話3択で好感度がそれぞれ大、中、小と上昇し、好感度によってエンディング分岐します。

エンディングは、バッドエンド、ノーマルエンド、ハッピーエンド、結婚エンドの4種類で、バッドエンド以外は全て29話までプレイしなければならないので、同じストーリーを3回プレイすることになります。

システム面は、選択肢のところでクイックセーブが使えないし、バックログで戻れないので注意が必要です。

さらにキャラクターは静止画ではなく、ゆらゆらしている2D表示なためか、キャラクターの顔が崩れたり髪の毛だけになったりするバグが発生します。

私は今までこういうバグに遭遇したことが無かったので、かなり驚いてしまいました。

そしてこのゲームで一番気になるのは、各キャラクターの個別のストーリーがあまりにも突拍子もない内容だということです。

「ゲームだしな」とスルー出来ればいいのでしょうが、私は「いくらなんでもなぁ」と気になってしまったり、ライバルが素敵過ぎたり、せっかくの素敵なキャラクターたちなのに残念で仕方がありませんでした。

この件については各キャラクターの感想に記載したので、そちらを読んで下さい。

キャラクター自体はとても素敵で、『プリンス・ファイブ』と呼ばれる5人兄弟のやりとりは『アブ恋』の捜査室のようにワイワイしていて楽しかったのですが、先程も書いた通り、突き抜けたストーリーでも「ゲームだしな」とスルー出来る方にプレイして欲しいと思います。

正直内容はあまり好みだとは言い難かったのですが、私は1967年生まれの声優さんが好きなので、CV的には大満足です！

長男　年齢：32歳　職業：外科医

日本一の心臓外科医と呼ばれる天才医師。

患者と真っ直ぐ向き合うなど真面目な勤務態度から、患者や看護師からの人気も高い。

温和で物腰の柔らかい人物だが、お酒を飲むと …… ？

主人公は遺産には興味がなく、父の店を継いでみんなを笑顔にするお菓子を作るという夢があり、ヒビキさんは遺産を手に入れて自分の医療機関を作り、医療機関が整っていない国で苦しんでいる人たちを助けたいという夢があります。

ヒビキさんの夢を応援したいと思った主人公は、愛し合っているフリをして真木弁護士に結婚を認めてもらい、遺産を手に入れたら籍を抜いて、お互いの夢のために使うことに。

病院の子ども達にお菓子を届けるボランティアをするようになった主人公は、ヒビキさんの人々を助けたいという強い意志、そして病院以外での彼の様子を目にし、徐々に惹かれていきます。

ある日、デートの帰り道で2人は公園で倒れている男性を見つけ手当をしますが、男性の傷は銃創で、暴力団の抗争らしいと分かります。

翌日、主人公のアパートでボヤ騒ぎが起きたのでヒビキさんのマンションで一緒に暮らすことになりますが、ヒビキさんを好きになっても辛いだけだし、困らせたくないので、自分の気持ちをなかったことにしようと決意します。

出た！子安さんお得意の王子キャラ！！！　キャラクターセレクトのセリフが「毎晩癒してあげるよ、お姫様」ですよ！！！

しかも酔っ払った子安さん、じゃなかったヒビキさんの吐息交じりの声！！！

これでキャーキャーしない人がいるのか！？というレベルです！

内容はヒビキさんが結婚したくない理由と、勤務先の病院の不正疑惑についてです。

母も医者で息子よりも患者を優先した結果、甘えた記憶がないヒビキさんは、自分も同じようになりたくないから恋人や家庭をつくるつもりはない。

そして以前から気になっていた病院の問題を調査し、事件に巻き込まれる …… という展開です。

ヒビキさんは本当に素敵で、料理も上手く気配りも出来て包容力があり、酔うと色っぽくなり、好きな子を苛めたくなっちゃう王子キャラです。

「強がらなくていいから …… 僕の前では甘えて」とか「じゃあ、お願いだから …… 今日はここにいて。そうじゃないと、僕 …… 」とか、普通にドキドキ出来るセリフのオンパレードで、しかもCVは子安さん。

子安さん好きな私としては、序盤からプレイしている顔を他の人に見られてはいけない状態になってしまいました！

ただ、内容があまりにも悪過ぎました。

いくら正義感の強い設定とはいえ、「暴力団の抗争」「臓器売買」「追っ手から逃げるために自爆」など、短い内容にも関わらず色々詰め込み過ぎだし、そこまでぶっ飛んだ内容じゃなくてもいいのになぁと思ってしまいました。

内容についてはかなり不満でしたが、以下のセリフでも分かる通り、素敵度はかなり高いキャラクターだと思うので、もっと普通？の内容、もしくは他のゲームだったら良かったのに …… と悔やまれて仕方がありません。

• オススメのセリフ

ねぇ …… 僕ってそんなに安全な男だと思われてるの？ねえ、答えて？

僕はキミにとって、こんなに近くにいても安全な相手？男として意識させたくなってくるな …… 。

ごめん、冗談だよ。じゃあ、せっかくの食事をいただこうかな。ごめん、やっぱりキスだけ …… いい？イヤ …… ？

次男　年齢：30歳　職業：総理大臣

元総理大臣の祖父を持ち、史上最年少総理大臣として国民的人気を誇るエリート政治家。

自信家で負けず嫌いな性格な俺様だが、誰よりも国を愛している。

「これから1ヶ月、みっちり俺のそばにいろ。その間に惚れさせてやるから」と言われた主人公は、パティシエの仕事があるので夕方からタケルさんの事務所に通い、新人秘書として行動することになります。

タケルさんに同行し、子供たちの前での様子や実は思いやりがあるところ、2人で過ごしている時の総理とは思えない態度に、主人公は少しずつ心を許すようになります。

しかし主人公は素敵な服をプレゼントされたり、豪華な食事に誘われても、遺産目当ての愛のない契約結婚は悲しすぎて耐えられそうにありません。

結婚すればタケルさんに政治資金が手に入るし、主人公の親の店も潰されず、店を拡大することも出来ます。

「どうしても我慢できなければ、遺産相続した後に離婚すればいい」と言われた主人公は、ハッキリ断ろうと決意したその時、ウェイターが銃を持っていて …… 。

設定として一番無さそうなタケルさんを一番最初に攻略したのですが、色々突き抜けていて逆に清々しかったです。

初対面で、パンツを見ようとする30歳の総理大臣って、どう思いますか？

内容はお金があり何不自由なく育っても、親や家族もなく自分を利用しようとする祖父しかいないので、人の愛し方が分からない俺様な総理大臣が、権力やお金目当てじゃない主人公に惹かれていく話です。

『30歳の総理大臣』という設定以外は乙女ゲーにありがちな話です。

他には政治家設定なので、暗殺されそうになったり、重鎮からの嫌がらせ、スキャンダルなどが発生します。

「金と権力がある上、生まれも育ちもエリートで顔がいい」俺様なので、最初から森川さんCVであっても微妙だったのですが、さらに自分でHが上手いという男性って。

ゲームであっても、私が嫌いな自分勝手で自信過剰なタイプなので、中盤まであまり魅力を感じなかったんです。

秘書の嶋さんの方が素敵だと思ってしまいましたしね。

が、そんな自分勝手な俺様が終盤では泣いたり弱気になったり、今まで言わなかった甘いセリフを言ったりするので、『ゲインロス効果』いわゆるギャップでまんまと「タケルさん素敵！」ってなっちゃいました。

いつものことなのですが、私は森川さんCVだと簡単な女です（笑）

タケルさん編ではヒビキさんが頻繁に出てくるのですが、私はヒビキさんの方が気になってしまい純粋に楽しめませんでしたが、森川さんの俺様系が好きな方にはオススメです。

• オススメのセリフ

やっぱり、忘れられそうにないから。当然だよな。生まれて初めて惚れた女を、忘れられるわけがない。

俺は一生○○を忘れない …… だから、おまえにも覚えていてほしい。

このネックレスを見たら、俺たちが過ごした時間を思い出してくれ。

おまえは泣き顔も可愛いな。ほんとだよ。泣いた顔も笑った顔も怒った顔も、全部可愛い。最後くらいベタなこと言わせろ。

三男　年齢：28歳　職業：俳優

ハリウッドからもオファーがくる超人気俳優で、世界的映画賞の受賞が噂されるほどの実力派。

仕事にストイックで、役作りで寝食を忘れるほど。無類のネコ好き。

結婚すればスキャンダルで騒がれることもないし、演技に集中できるというノゾムさん。

初日はノゾムさんの家に泊まることになりましたが、帰り道に考え事をしていた主人公は、階段から落ち、右手中指の骨折と脳しんとうでヒビキさんが勤める病院に運ばれます。

真木弁護士曰く、もしかしたら遺産目当ての事故という可能性もあるので、京都でノゾムさんのアシスタントとして1ヶ月間撮影に同行することに。

撮影現場に同行し、映画に出演するユイさん、ウィルさんとも親しくなった主人公。

ユイさんが落としたイヤリングを探していると、鉄筋の足場が倒れてきて、主人公を庇ったノゾムさんはケガをしてしまいます。

ノゾムさんにもしものことがあったらと考えると、怖くてたまらない主人公は、愛のない結婚はできそうにないと考えるようになります。

ある日、ウィルさんと主人公が顔を近づけたところを写真に撮られ騒ぎになり、さらにウィルさんに「俺は、火遊びのつもりじゃないから。それだけ、覚えておいて」と言われた主人公は …… 。

ノゾムさん、めちゃめちゃ素敵でした！

先に攻略したヒビキさん、タケルさん、ショウくんが思いの外あれだったので、甘そうなノゾムさんを選んだのですが、予想通り中井さんの魅力全開で、結構序盤からニヤニヤしてしまいました！

無表情だったノゾムさんが、最後はあんな風になるなんて …… 最高です！！！！

内容はノゾムさんが主人公と結婚しようと思った本当の理由についてです。

芸能人なので結婚すれば演技に集中出来るというのももちろんあるのですが、ずっと感情を押し殺して生きてきたノゾムさんの生い立ちについてが主です。

ある理由があって主人公と結婚しようと考えたのですが、薄々主人公のことを本気で好きになっていると感じてはいても、俳優という職業柄ずっと演技というか認めない態度のノゾムさんに、プレイしている私の方がヤキモキしてしまいました。

主人公がノゾムさんのことを「誰よりも優しくて、傷つきやすい心を持っていて、不器用で素直に甘えられない人」と言っていましたが、言葉は少なく素っ気ない態度をとっていても、主人公のことを身を挺して庇ったり、パティシエとしての仕事を尊重しているし、タケルさんのパンツの一件にヤキモチを妬いたり等、私の中では非の打ち所がないパーフェクトなキャラクターでした。

遺産の件は未解決だし、主人公が狙われた事件についても微妙でしたが、他のキャラクターより内容も受け入れられましたし、何よりノゾムさんというキャラクターはかなり素敵だと思うので、ありえないことが起きても「ゲームだしな」とスルー出来る方には、是非ノゾムさんを攻略して欲しいです！

• オススメのセリフ

あいつにどこ触られた？この体は俺のものだ。他の男に触らせるな、一生。

くそっ …… もう無理だ、冷静じゃいられない …… 。好きだ。ごめん …… 今までずっと泣かせて。

でも、もう二度と泣かせない。おまえを離さない …… 絶対に誰にも渡さない。

四男　年齢：24歳　職業：マンガ家

5億5千万部の売上を持つ世界的大ヒットマンガの作者だが、現在はワケあって休載中。

人を信用せず、毒舌でひねくれ屋で偏食家。

達観しているように見えるが、実は子供っぽい性格の持ち主。

いきなり倒れてしまったカエデくんを部屋まで送っていった主人公は、編集担当である駒込さんとのやり取りでメシスタントになることに。

そう言えば結婚の理由を聞いていなかったのでカエデくんに尋ねてみても、「もうマンガは描きたくないから、遺産で遊んで暮らす」と言うだけ。

真木さんの提案で九州にある西園寺家の別荘にイルカを観に行くことになった2人は、お互いのことを語り合ったり、喋り方も敬語ではなくなり、主人公はカエデくんのことをもっと知りたいと思うようになります。

少しずつ仲良くなってきた2人ですが、ある日カエデくんは寝不足と過労で倒れてしまい、主人公は急いでヒビキさんに連絡をしますが、ヒビキさんと主人公の会話を聞き嫉妬したカエデくんに「婚約解消だ」と言われてしまいます。

さらに、少し前までチーフアシスタントをしていたカエデくんの高校の先輩である品川さんが『ドラゴンロード』の新章の内容を盗作しデビューしたと分かり …… 。

カエデくん、可愛くて可愛くて、可愛かった！！！

石田さんCVで『年齢イコール彼女いない歴』のツンデレキャラの破壊力は凄まじいです。

内容はカエデくんがマンガを描かなくなった理由と、素直じゃないカエデくんと天然な主人公の気持ちのすれ違いです。

カエデくんは、野菜は食べず、肉と魚、白米もあまり食べず、スナック菓子とカップラーメンで生きていて、ド近眼で低血圧、太陽が苦手、暑さ寒さにも弱く、乗り物酔いもし、人混みも苦手で、毒舌でひねくれ屋な引き篭もりのコミュ障なキャラクターです。

書き出すと凄いことになっていますね（笑）

基本的には毒舌でワガママなのですが、本当は暗闇が怖いのに素直に言えなかったり、新婚ロールプレイで「食事にする？お風呂にする？それとも …… ワタシ？」と自分で言わせておいて照れたり、ヒビキさんや駒込さんにヤキモチを妬いたり、ツンデレ王道の「か、勘違いするなよ！」とか、石田ファンの私は終始ニヤニヤしっぱなしの内容でした！

「月が綺麗だよ」から「俺は …… 死んでもいい」とカエデくんが返したのに、「死ぬほど夏目漱石が好きなのかな？」と主人公が言った時には呆れてしまいましたが。

カエデくん編は他のキャラと違い、突拍子もないストーリーに振り回されることなく、純粋に石田さんの可愛い演技を堪能することが出来ました！

以下のオススメのセリフや、先程書いた「俺は …… 死んでもいい」で、カエデくんの素直になれない可愛さが皆さんに伝わりますように。

• オススメのセリフ

バーカ、なに本気になってんだよ。こ、これは、だな …… 。主人公がヒロインにキスする時の気持ちを確認していただけだ！

取材だ、取材っ！！よし、今のでいい構図が浮かんだぞ。さっそくラフに残さないと。

安心しろ。何もしない。俺は狼じゃないからな。俺だからいいものの、他の男と簡単にふたりきりになるなよ。

襲われてもしらんからな。うるさい。いいか、わかったな。じゃ、じゃあ、送っていく。

五男　年齢：22歳　職業：プロ野球選手

球界の若きスーパースター。

やんちゃで人懐っこくムードメーカーだが、野球一筋で生きてきたため女子はニガテ。

お酒を飲むとスキンシップが多くなり、ひとしきり甘えた後に眠ってしまうお騒がせな一面も。

野球のことしか頭になく、今年はなんとしても優勝したいと考えているショウくん。

初対面でプロポーズしてきた理由を尋ねると、他の兄弟たちは金目当ての結婚だろうから見ていられなかったと言い、主人公の夢と自分の夢、両方を守ると約束してくれます。

翌日、2人がキスをしているかに見える写真が報道され、アパートや店の前に報道陣が集まり、身動きが取れなくなってしまった主人公。

ショウくんは記者会見を開いて交際宣言をし、主人公に迷惑をかけないよう働きかけてくれますが、主人公はショウくんのファンからの嫌がらせを受けてしまい、ショウくんのマンションで過ごすことに。

ライバル投手である葉月くんとも知り合い、ショウくんは弱音を吐けないと教えられた主人公は、ショウくん守りたいと思うようになります。

そんなある日、ショウくんが所属する球団が身売りをすると教えられ …… 。

何ということだ。　ショウくんよりライバルである葉月くんの方が素敵だなんて …… 。

これ、細谷さんファンは絶対にプレイしちゃダメです！　絶対にヤバ過ぎる …… ！！！！

内容は簡単に言うと、万年Bクラスのチームに所属しているショウくんが、優勝して球団を救う話です。

球団が身売りされそうになり、監督が解任、ショウくん自身もスランプで2軍落ち、葉月くんは主人公を好きになる、という展開です。

高級そうなダイニングバーでチャーハンとコーラを注文したり、お酒が飲めなくて甘いものが好き、手と手が触れて動揺する可愛い態度。

一生懸命主人公を守ろうとしてくれるし、主人公に一目惚れだとバレバレのショウくんは大型犬タイプでとても可愛いキャラクターでした！

が、ワンコ好きな私であっても、内容が残念だったんです。

最初はキャラ的にも野球がテーマだし、細谷さんCVの葉月くんが出てきた時点で『タッチ』みたいな恋愛野球系かと思っていたんです。

ですが『無重力打法』とか『テキサスバイブレーション』とか、子供の頃観た『ミラクルジャイアンツ童夢くん』みたいなありえない設定のスポ根アニメ展開で逆に笑えました。

そして一番の致命的な部分は …… ライバルの葉月くんが素敵過ぎたことです。

最初から素敵そうな雰囲気はあったのですが、細谷さんの声で「俺にしろよ。俺ならお前を不安にさせない …… 。そんな顔、させないっ …… 」とか。

ショウくんも可愛いけど、ハッキリ言って葉月くんの方が格好良いと感じる人が多いと思います。

ショウくんは友樹さんCVだし可愛かったのですが、野球が好きな方や細谷さんファンの方にはオススメ出来ない少し残念な内容でした。

余談ですが、ヒビキさんとカエデくんが試合を観戦するシーンでは、ヒビキさん「セーフティバントか！」　カエデくん「な、なんだそのかっこいい名前は！」とか、本当に野球が好きな子安さんと、普段野球をほとんど見ない石田さんだと思うと、違う意味でも楽しむことが出来ました。

• オススメのセリフ

○○ …… 。うん。えーと …… わりと全部。○○！あの …… さ。

すげー嬉しい。すっげー嬉しい！！俺、お前のこと絶対に幸せにするから！

あ、でも好きなのは俺のほうが上だから！いいや絶対俺！ここはゆずらねー。あっ …… ！！

年齢：35歳　職業：弁護士

プリンスたちとあなたの恋を見守り、その愛が本物かジャッジする審判役。

天才的な頭脳と、高い身体能力を持つ謎の多い弁護士。寝相が悪い。

真木さんは児童施設で育ち、ハジメ氏に援助してもらって今に至るので、遺産相続人候補の主人公を説得して、プリンス・ファイブの誰かと恋に落ち、結婚の意思を固めてもらいたい。

ですが主人公は、遺産に興味がなく、誰とも結婚する気がありません。

ある日主人公の父親の店が襲われ、幸い父は軽傷ですみましたが、父と主人公は一応真木さんが雇ったボディガードに警護してもらい、主人公は西園寺家で過ごすことに。

そしてハジメ氏の死に疑問を抱いたタケルさんとヒビキさんの助言で、真木さんと主人公は別荘を調査し、ダイイングメッセージを見つけ、ある場所でメモリーカードを発見します。

同じ頃、真木さんの提案で5人と順番にデートをする主人公ですが、ノゾムさんに「あんた …… 俺と結婚する気はないだろ？俺といる間、あんたの心には別の男がいたみたいだし」と指摘されてしまい …… 。

真木編は『プリンス・ファイブ』のノリが『アブ恋』の捜査室と同じ感じで、ワイワイしていてとっても楽しかったです。

「どこまでいったか？」の会話で『ABC』何て久しぶりに聞きました（笑）　これ、若い人は分からないんじゃないでしょうか？

内容は、ハジメ氏の意思を全うしたいので5人のうちの誰かと結婚して欲しい真木さんと、真木さんのことが好きになってしまった主人公。

それと、西園寺家の莫大な遺産問題を絡めた内容です。

こう書くと普通のような気がしますが、忍者軍団が出てきたり、拷問にあったり、やはりこのゲームは普通ではありませんでした。

そして真木編では5人の兄弟ではなく真木さんを選ぶストーリーなので、最後の方まで良い感じにはなりません。

序盤から主人公は真木さんのことが気になっているし、真木さんも主人公のことを意識していても、あくまで相続人候補と弁護士という立場なので。

でも真木さんというキャラクターは真面目でユーモアもあり、とっても素敵なキャラクターでした！

子供の頃に両親に捨てられてしまった真木さんは、本心を見せず、ハジメ氏のためなら死んでもいいと思っていましたが、主人公といると笑ったり本気で心配したり、感情豊かになっていき、しかもCVが杉田さん、主人公が惹かれていくのも当然だと思います。

オススメのセリフはPVに出てきたのを選びましたが、真木さんの心が揺れ動いているのが分かるとっても素敵なシーンですよ。

兄弟たちとは違って甘さより切なさ（あくまでこのゲーム基準）が多く、ぶっ飛んだ笑っちゃう展開ではありますが、主人公は5人全員と接する機会が多いしワイワイしたシーンも多いので、真木さんは最後に攻略した方が良いと思います。

• オススメのセリフ

太古から、月には魔力があると言われてきました。だから満月の夜、人はおかしくなるのだと。

ありますよ。きっと永遠にわからない …… 。人の気持ち …… いや、自分の気持ちです。 …… 。

わかりません …… きっと、月のせいです。だから …… あの月が消える頃には、忘れてください。