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ネタバレレビュー

Written by madoka@乙女ゲーム攻略.com

※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。

ストーリー

榊水緒は、ごく普通の高校生。

…… だけれど、祖母に育てられた影響か、やや古風なところもあり、同世代の女の子たちからは浮いてしまいがち。

相手の気持ちを考えすぎて、しばしば何も言えなくなってしまう。

『勘がいい』と言われることもあったが、今まで、それを深く気にしたことはなかった。


ある日の夕暮れ。少女は逢魔が刻に『神隠し』に遭い、幽世 ――― 隔絶された常夜の国へ迷い込む。

この世ならざる者たちが行き交う異世界で、少女は様々な『命』と出逢う。


幽世の和を乱す妖怪を狩り、世界の秩序を守る『鎮守学舎』に招き入れられた少女は、やがて現世と幽世、双方の世界を揺るがす事件に巻き込まれていく。


全体感想

このゲームは、eXtend ブランドの初作品で、異世界トリップの和風ファンタジーゲームです。

簡単に言うと、主人公は逢魔が刻に『神隠し』に遭い、幽世という世界に迷い込み、そこで出会う人間やあやかしたちとの話です。


まずゲームの詳細です。

プロローグから第九章までは共通で、そこから好感度と覚醒度というパラメータにより、各キャラクターのルートへ分岐します。

キャラクター毎のルートは6章または7章構成で、好感度と覚醒度は、選択肢と『深追い』という主人公の特殊能力を使うかどうかの行動で変化し、エンディングはBEST END、GOOD END、BAD END、共通 NORMAL END があります。

さらに、全キャラクターのBEST END、GOOD END と共通 NORMAL END をクリアすると TRUE END が開放されます。


システム面ですが、選択肢ジャンプやバックログからの開始、クイックセーブ、好感度と覚醒度を設定して開始出来る章選択など、システム面はかなり快適で、最初は使用出来ないのですが、選択肢や深追いの『手掛かり』も見ることが出来るので、攻略も楽に出来ると思います。

スチルは各キャラクター毎に15〜17枚と多くはありませんが、とても綺麗でしたし、クリア後にはIF設定のご褒美スチルもあるので、ちょっと得した気分になりました。


次に、キャラクターについてです。

攻略対象は全部で5人で、全キャラクター最初から攻略可能ですが、奏太 → 宵宮 → 颯 → 月白 → 常盤の順に攻略するのをオススメします。

主人公は『勘がいい』と昔から言われている内気な性格の人物なので、幽世の中で誰かに守ってもらわなければならないため、守られ系の主人公が苦手な方は、最初から最後まで辛いかもしれません。

そして主人公の名前がデフォルトのままであっても、キャラたちが主人公を呼ぶ時に無音になってしまうので、そこはちょっと気になりました。


ここからはゲームの感想になりますが、いきなり気になった点から書きたいと思います。

このゲームはキャラクターのルートによって、大きく内容の濃さや優遇の差みたいなものがあり、例えば、常盤ルートは真相ルートと言っても過言ではありませんし、幽世の鎮守神である月白のルートもかなり濃い内容になっているんです。

そして甘さやなどの点から考えると、たぶんプレイした方は颯か常盤を好きになるのではないかな?と感じるほど、この2人は優遇されています。

このゲームは全キャラクターともほぼ同じ期間の中の話なので、その2つに入っていない奏太と宵宮編に関しては、内容が薄くても同じ章の分だけ伸ばした展開になっているので、正直プレイしていて、飽きてきてしまったりする可能性がありますし、その伸ばし方も、主人公の内気な性格のため、テンポがあまり良くない独特な言い回しが多々あったので、個人的にはちょっと気になりました。

さらに先程も書いた通り、常盤編は真相ルートのような内容なのにも関わらず、攻略制限が無いので、もし知らずに一番最初に攻略してしまった場合は、残りは消化試合になってしまうかもしれません。


と愚痴ばかり書いてしまいました。

私はあやかしや神様などの知識があまり無いので、詳しい設定がどうなのかは分かりませんが、丁寧に描かれた世界観や、キャラクターたちが主人公に惹かれていく過程が分かりやすかったので、終わってみればプレイして良かったなと感じる作品でした。

個人的には常盤さんが一番気に入っていますが、もしFDが発売されるのであれば、寺島さんCVの皓くんも攻略対象にして欲しいです!

 


颯( CV:細谷佳正 )


キャラクター

樹木に宿る精霊“木魂”。

誰かの言葉を繰り返すことでしか、自分の声を届けることができない。

そのため、他者と深い関わりを持たずに生きていたが、何故か水緒にだけは颯の声が聴こえてくる。


内容

木霊である颯は、今まで誰にも自分の声を届けることが出来ず、独りで生きてきましたが、主人公が現れたことにより自分の言葉を伝えることが出来るようになり、自分の声を聴いてくれる存在がいることに救われたと、主人公に惹かれていきます。

一方主人公も、最初は先輩に似ている颯がいることで安心していましたが、いつの間にか颯自身に惹かれていき、二人は恋人同士に。

そんなある日、夜警中に主人公が大怪我を負ってしまい、別の場所にいた颯は、自分自身が傷つくより主人公が傷つくことが痛くて悲しいと、そして「もし、おまえがいなくなったら、俺は …… もう、生きていけない …… 」と涙します。

その後、主人公の怪我もだいぶ回復し、以前より二人の絆が強くなりましたが、颯はたまに寂しそうな目をすることがあり、主人公が颯にそのことを尋ねても「気のせいだと思う」と言われてしまい …… 。


感想

これは …… 細谷さんファンの方で、まだこのゲームを未プレイの方は是非手に取って欲しいです!


内容は、颯の寂しさと主人公への想いについて。


今まで誰にも自分の声を届けることが出来ず、誰とも関わらず、一人で生きてきた颯は、主人公が現れたことによって、自分の声を聴いてくれる存在がいることに救われ、颯の想いを汲み取り、力になってくれる主人公に惹かれていきます。

そして木霊である颯は樹木に宿る精霊で、大きな意味では山神や地主神の一種なのですが、主人公が『神籬』という神の力を高める依り代のような存在だったことが分かり、その能力が完全になると色々なことが起こってしまうので、それが分かった颯は悩んでしまうという内容でした。


とにかく颯は一途で、他のキャラクターの時も主人公のことを守ろうと一生懸命だし、主人公のためならなんだって出来るし、主人公が喜んでくれるなら、どんなことだってしてあげたいと思うワンコキャラなので、そこがとっても可愛くて(≧∇≦)

もちろん主人公を守ろうとする颯も素敵なのですが、奏太くんに『でーと』のことを相談したり、主人公に好きになってもらいたいと頑張るところが可愛いくて仕方がありませんでした。


颯は今まで人と会話をすることがなかったからか、自分の気持ちを素直に伝えるタイプなので、甘いセリフが多く、かと思えば、ヤキモチを妬いて口を尖らせたり、捨てられた子犬のような表情をしたりするので、甘いセリフと主人公のことが大好きなワンコ系が好きな方にオススメです(≧ω≦)b

特に花冠のシーンは、一生懸命自分の気持ちを伝える颯が可愛いし、細谷さんの声がプラスされて、ドキドキすると思います!!!


正直内容は予想通りですし、エンディングもあっさり解決してしまうところは微妙ではありますが、それでも『可愛い』と何度も書いてしまう程、颯は可愛いので、是非プレイしてもらいたいキャラクターです(*^▽^*)


  • オススメのセリフ

おまえだけ特別なんだ。おまえだけ …… 、すごく、好きなんだ。

だから俺はおまえの傍にいたい。これからも、ずっと。離れたくない。

俺の声を聴いてほしい。おまえを見つめさせてほしいし、できれば、俺に触れてほしい。

そして …… 。おまえの声を、誰より近くで、聴かせてほしいと思うんだ。

 


常盤( CV:斉藤壮馬 )


キャラクター

探偵。

幽世では『金翅鳥の常磐』として恐れられている。

人間、それも特に水緒に対して厳しい態度を取るが、何か理由があるようで …… ?

実は甘味好き。


内容

常盤の言葉は厳しくはありますが、そこには優しさがあり、実は甘いものが好きだったり、主人公の部屋で見つからないよう二人で布団の中に隠れたり、なぜか主人公のことを以前から知っているような発言をしたり、主人公は常盤のことをもっと知りたいと思うようになっていきます。

ある日、奏太から常盤の魂がかなり削れていて「そのうち存在自体が消えてなくなるんじゃないかな」と教えられた主人公は、常盤の事務所を訪ね、常盤に拒絶されることを怖れはしましたが「好きです」と涙を流しながら伝えます。

すると常盤は狼狽しつつ主人公のことを何とも思っていないと言いますが、主人公が懸命に想いを伝えると、常盤は強い力で主人公を引き寄せてキスをし、「 …… これで満足か?」と完全な拒絶を突きつけ、主人公は探偵事務所から追い出されてしまいます。

自分の何がいけなかったのか、常盤に疎まれてまで傍にいたいのは罪なのだろうか、主人公はどうすればいいのかわからなくなってしまい …… 。


感想

常盤さんの照れた表情が大好きです(♡∀♡)

そして常盤さんの「 …… 渡さねえよ、あんな女に」は、本気で痺れました ――――――ヾ(≧∇≦*)ゝ


重要なことなので最初に書いておきますね。

このゲームはどのキャラクターからでも攻略可能ではありますが、常盤編は真相ルートのような内容なので、もし一番最初に攻略してしまうと、他のキャラクターを攻略する気になれない恐れがあるため、一番最後に攻略することをオススメします。


で、内容は、常盤が何者なのかについて。

簡単に言うと、常盤さんは以前から主人公のことを知っていて、幽世から現世にいる主人公のことを守っていたという話でした。


常盤さんは主人公に厳しい態度を取ることが多いのですが、その厳しさの中に優しさがあり、現世にいる主人公を守りたいと思って色々調べたりあやかしを倒したりしているうちに、いつの間にか『探偵』と呼ばれるようになっていたんです。

だから主人公を現世に帰そうとしたり、自分の気持ちを伝えず、わざと冷たく当たったりするのですが、頼れる探偵さんというだけでなく、実は甘いもの好きだったり、主人公の一言で照れたり、可愛い面もたくさん出て来るので、主人公が常盤さんに惹かれていくのも当然だなと感じました。


そして、内容的には常盤さんと月白の話が興味深かったように思うのですが、キャラクターとしては颯と常盤さんが群を抜いて魅力的に描かれているので、このゲームをプレイされた方は、たぶん颯か常盤さんのどちらかを好きになるのではないかと思います。


常盤編に関してはあまりネタバレしたくないので、詳しい感想を書くのは止めておきますが、常盤さんの主人公への一途な想いや、クールな態度と対照的な照れた表情も可愛くて大好きだったので、個人的には常盤さんが一番オススメです(≧ω≦)b

余談ですが、私はクリア後に『常盤スペシャル』を食べたくて仕方がなかったので、代わりにホットケーキを食べました!


  • オススメのセリフ

水緒。俺は、今のおまえと出逢って、初めて ――― 『女を想う』っつうのがどういうことか、知ったんだ。

たとえ、ガキの頃を懐かしんで、思いを馳せることがあっても ――― 。

ガキのおまえに、こんな想いを抱いたことはない。これはあの頃の『好き』とは次元が違う。

今は …… 。恋い慕うほどの想いが、この胸にある。 …… おまえのことを想うだけで、胸が詰まって、苦しくなる …… 。

 


礎奏太( CV:石川界人 )


キャラクター

鎮守学舎での級友。

自然に人から慕われ、男女問わず友達が多いタイプ。

知性ある生き物の魂が宝石のように視える能力に目覚めた。

彼が望めば、相手の感情の揺れ動きから、魂の状態まで把握できる。


内容

主人公と同じように神隠しで幽世に来た奏太は、気遣いも上手くて誰に対しても朗らかに接していますが、いつもどこか冷めていて、主人公に「オレと付き合わない?」と言い出すなど、冗談でかわしてなかなか本音を言いません。

そんな奏太が『本気』を出している時間が、鎮守学舎による夜警の時間で、常になく冷たい眼差しで、他者への攻撃傾向があるように感じ、主人公は奏太の考えていることが分からずにいました。

しかしある事件が発生したことにより、主人公は奏太のことを意識するようになりますが、現世に帰りたいと願う主人公とは違い、奏太はなぜか現世に帰りたくないようで …… 。


感想

奏太くん、正直あまり好みじゃないかなと思ったのですが、予想以上にドキドキ出来ました(*^▽^*)


内容は、奏太が夜警の時に攻撃的なことと、現世に帰りたくない理由について。


要は普通の高校生だった奏太くんが、『特別』になりたかったという話で、奏太くんは友達が多くても今まで心の底まで見せるような人はいなかったし、誰かに嫌われても他に友達はいるので、一人になることなんてないと冷めた部分があった。

でも、幽世では殺戮を繰り返すあやかしを倒したり、襲われている誰かを助けたり、『替えが利かない』存在になっているので、このまま幽世にいてもいいと思っているという内容でした。


いつもなら石川界人さんのキャラクターは終盤に攻略する傾向にあるのですが、序盤をプレイしてみて、私が苦手なタイプなのかなと思って、一番最初に攻略してみたら、内向的な主人公にいきなり「オレと付き合わない?」と言い出すなど、かなり軽いし、夜警の時には攻撃的という性格も苦手で、共通ルートまでは正直魅力を感じませんでした。

ですが、自分のことを必要としてくれる主人公を守りたいと願ったり、自分本位で身勝手な部分を見せても嫌わなかった主人公に惹かれていくという恋愛過程が分かりやすく、格好付けたいタイプだと分かると、意外と可愛いところがあるなと感じることが出来ました(≧ω≦)b

特に普段軽いキャラクターが本音を言うという王道の場面では、私がちょろ過ぎるというのもあり、簡単にドキドキしちゃいましたからね( ^ω^ )


奏太くんは同じ人間の高校生なので、エンディングも幸せそうでしたし、内向的な主人公だからこそ積極的に行動する奏太くんとは相性が良いように感じたので、一番最初に攻略したキャラではありますが、予想以上に楽しめました(*^▽^*)


  • オススメのセリフ

今は、キミと手を繋いだとき以上に、キミに嫌われたらどうしようって、正直、すごく怖い …… 。

あのときであれば、振られたってそんなに痛手にはならなかったかもだし、すぐ立ち直れたかもしれないけど ――― 。

でも、今、キミを失ったら、オレの心には何の支えもなくなる。それが怖くて …… 仕方ないんだ。

 


宵宮( CV:高橋直純 )


キャラクター

鎮守学舎の教官で、水緒達を教え、導いてくれる。

物腰柔らかで常に優しげだが、生徒たちに甘い一面も。

どこか冷めた瞳をしている。

妖刀『五月雨』の持ち主。


内容

宵宮は主人公と同じく人間で、特殊な異能や自衛の術も持ち合わせていなかったので、努力でそれを補い、妖刀『五月雨』を扱えるようになり、鎮守学舎の教官にまでなった人物で、いつも穏やかで優しく主人公に接していました。

しかし宵宮は頑なに鎮守のために行動する傾向にあり、何かあった場合はすべての罪を一人で背負おうとし、鎮守のためなら何を犠牲にしてもいいという考えを持っていて、主人公はその考えが理解出来ずにいました。

そんなある日、宵宮には亡くなってしまった妹がいて、妹のことは仕方のないことだったと言いますが、その微笑みにはすべてを諦めているかのような、醒めた感情が滲んでいて、本当に『仕方がなかった』と思っているのか、主人公は拭きれない違和感を覚えて …… 。


感想

宵宮先生は優しくて包容力のある大人なタイプで、しかも私の大好きなメガネキャラ …… 素敵に決まっていました(≧ω≦)b


内容は、先生が頑なに幽世と現世を守ろうとすることについて。


妹を殺され、救えなかった代わりに、傷だらけになりながら努力をして他者を救う力を得たけど、その仇討ちを成し遂げた後に望みがなくなってしまった先生は、鎮守だけを志してきて、妹が殺されたのを目の当たりにしてから、あまりの悲しみと絶望に、感情の起伏が少なくなってしまった。

そして幽世で鎮守のために戦い続けるのは、弱かった自分自身に対する自戒であり、妹への贖罪でもあるという話でした。


今まで多くの乙女ゲーをクリアしてきたこともあり、宵宮先生があまりに主人公に優しいのでヤンデレとか腹黒とかそういうタイプなのかと勝手に想像していたのですが、最後までずっと優しくて包容力があり主人公を甘やかしたいタイプで、そして先生には主人公が同じくらいの歳の妹がいたという設定なので、今度は主人公と妹を重ねたりするのか心配していたのですが、こちらも心配無用で「私は妹と、あなたの存在を重ねて見たことはありません」とハッキリ言いますし、万人受けする素敵さだと思います(≧ω≦)b


ただ、宵宮編では皓くんの生い立ちついてが明かされ、終盤は宵宮先生より皓くんが目立っているので、宵宮編なのに皓くんを攻略したかったという気持ちが強くなってしまったことが残念でした(T△T)


ですが、真面目そうに見えて「本当に大丈夫だと思いますか?あなたが思うほど、私は大人ではないかもしれませんよ?」と主人公を揺さぶってみたりしますし、IF設定もイメージ通りで素敵だったので、包容力のある年上の男性が好きな方にオススメです(≧ω≦)b

そして、直純さんというと『テニプリ』『アラロス』『遙か』の印象が強かったのですが、こういうキャラクターでも素敵だとしみじみ思いました。


  • オススメのセリフ

私は自ら、『自分』を失くそうとしていたのかもしれません。

悲しみと怒りから目を背け、人間に ――― 現世に焦がれながらも、叶わないからとすべてを諦めて。

帰ることを諦めたからといって、帰りたいという想いまで否定せずとも良かったはずなのに …… 。

この身が、既に人ならざるものと化した今となっても ――― 私はまだ、この心を人の領域に押し留めておくことができるのでしょうか …… 。

 


月白( CV:諏訪部順一 )


キャラクター

天狐。

狐魄神社の主。水緒が迷い込んだ幽世の鎮守神。

人間の感情を無視した、神の価値観で物事を判断する。

面白いことが大好きだが、興味がないものに対しては冷淡。


内容

最近、凶徒の数が増加傾向にあり、幽世に存在する者の数自体が減少していると知った主人公は、月白にそのことを相談すると、月白は主人公の願いを叶えてもいいと言い、幽世を救いたい主人公は、月白に本腰をあげて幽世の異変に向き合ってもらうように頼みます。

これで幽世は安定するはずですが、今まで幽世に関わりを持とうとしなかった月白が動いてくれたことに、主人公は不安を拭いきれずにいました。

そんなある日、主人公は月白から、主人公が『神籬』という神の力を高める依り代のような存在であること、そして「君に『幽世を救うため』という、大義名分を掲げてあげるから ――― いずれ、心の整理がついたなら、僕のものになっておくれ」と言われ、自分が神籬だから月白は求めているだけで、神籬である以前の『個』としての自分を見てくれていないことに気付いた主人公は、ショックを受けてしまいます。

さらにその後、主人公が月白に幽世を救って欲しいと頼んだことで、たくさんの命が消えてしまったことが分かり …… 。


感想

諏訪部さんの声は本当に色っぽいし、素敵ではあるのですが …… いろいろ考えさせられるストーリーでした。


内容は、月白が神であるということについて。


いくら神であっても、何かを救おうとするには何かを犠牲にしなければならない。

主人公は月白の個としての部分に惹かれていきますが、鎮守神である月白は、主人公を傍に置けば、主人公の意思を尊重したいと思ってしまうので、主人公が幽世の未来を害する存在にならないように、主人公の覚悟と物事を判断する賢さを試していたという話です。


月白編は、神籬と鎮守神の話なので、他のキャラより甘さは控えめで、内容も、平穏な生活を守るために危険分子を先に排除していいのか、のようなシリアスなものになっていました。

そして月白は快楽主義者なので、自分は相手を誘導する質問をするのに、自分は答えを選べない質問をされることを嫌うという。

なので、どこまでが月白の本心か分かり辛く、さらには途中で私の苦手なヤンデレなのかと思わせる展開になっていくので、私は諏訪部さんの声目当てで購入したのにも関わらず、あまり魅力を感じることが出来ませんでした(T△T)

さらに、月白編をクリアすると、常盤さんを攻略したくなるというか、常盤さんが気になってしまうという点も残念でした。


と愚痴ってしまいましたが、月白は掴みどころのないキャラクターではあっても、なんだかんだで主人公のことを大切にしていますし、ラストは諏訪部さんの色気たっぷりな声の甘々なシーンを堪能出来るので、ご安心を。

ただ、万人受けするキャラクターではないと思うので、私のように声優さん買いする場合は注意した方がいいかもしれません。


  • オススメのセリフ

…… 君のせいだよ、水緒?

手を下したのは僕だ。けれど、幽世を救いたいと望んだのは、君だろう?

僕は君の望みを叶えただけ。 …… さっき、君自身も言っていたよね。

君はこれまで、夜警隊の一員として多くの凶徒を屠ってきた。 …… これも、それと同じだろう?

 


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