ネタバレレビュー
Written by madoka
※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際はご注意下さい。
ストーリー
時は平成、所は金沢。梅の花咲く3月のこと。
都会に憧れ、親の反対を押し切って実家を出るも就活連敗中な主人公「ゆのは」。
彼女は彩川峡温泉にある温泉旅館『福寿楼』の女将の一人娘。
ところが、母が倒れたという報せで実家に帰ってみると、小さいながらも繁盛していたはずの『福寿楼』には閑古鳥が鳴いている。
なんでも新しく出来たリゾート旅館『清峰閣』の人気に押されてお客様が激減中だとか。
「うちにはうちの良さがあるのに …… !」
かくして彼女は臨時女将として『福寿楼』を守る決意を固めたのであった。
個性的な従業員に、なにやらワケありのお客様。
女将稼業に恋愛に大忙しな彼女の日々は、はちゃめちゃだけど胸きゅん満載!?
はてさて彼女の未来やいかに ―――― ?
全体感想
ゲームの詳細
これぞ王道の乙女ゲーという感じで、乙女ゲー初心者の方に向いている作品です。
逆に重い内容やBAD END、攻略の難易度が高いやり込み系が好きな方はプレイしない方がいいかもしれません。
内容は主人公が実家である福寿楼を立て直しながら、従業員やライバル旅館のスタッフなどと恋に落ちるストーリーです。
主人公はデザイナーになる夢を持っているので、若女将を続けるか、それともデザイナーになるかで迷ってしまうという展開です。
エンディングについて
まず共通ルートが4章、個別ルートが3章ずつです。
共通ルートの好感度で個別のルートに分岐し、個別ルートには全部で1つか2つの選択肢しかなく、エンディングは共通ルート終了時の女将度で決定します。
エンディングは2つずつで、1つは若女将を続けるエンディング、1つはデザイナーの道を進むエンディングで、どちらの場合もハッピーエンドなので、安心してプレイして下さい。
キャラクターについて
攻略対象は5人で、うち1人が隠しキャラになっています。
キャラクターは幼馴染、二番板前、ライバル旅館のスタッフ、新人部屋係、隠しキャラとみんな素敵で、きちんと恋人同士になる過程が描かれていますし、個人的に幼馴染はかなりオススメが高いです!
システムについて
他にもクリア後のおまけシナリオ、画像鑑賞のタッチボイス、キャラクターのプロフィールなど本編以外も充実しています。
特におまけシナリオにはスチルもあり甘々のイベントを堪能出来るので、ドキドキ出来ると思います。!
感想
このゲームはBAD END もなく選択肢は少なめで、ほんわかしたイラストと縦書きの画面、そしてピュアピュアな登場人物たち。
王道ではありますが、みんな幸せになれるストーリーなので、たまにはこういう作品もいいですね。
クリアすると金沢に行ってみたくなる …… そんなまったりとした癒し系のゲームでした。
片桐金太郎(CV:KENN)
キャラクター
主人公の幼馴染。
『福寿楼』を大事に思う気持ちは人一倍。すべてはお客様のために!がモットーの番頭見習い。
時に空回ることもあるが、日々是精進。立派な番頭になるべく奮闘中である。
内容
金太郎と主人公は子供の頃から一緒に過ごしてきた幼馴染で、主人公が東京へ出てからも金太郎は主人公の夢を応援し、主人公が福寿楼に戻って来てからはみんなに馴染みやすいようにフォローし、お互い家族や親友のように思っています。
しかし地元の人やお客様までに付き合っていると思われる2人は、少しずつお互いを意識するようになります。
そして従業員たちも2人のことをやきもきしながら見守っていたのですが、ある日2人の仲が進展すればと直昌が金太郎に「うかうかしてると、若女将を誰かに取られちゃうかもしれませんよ?例えば …… 僕とか」と冗談を言います。
直昌の冗談を真に受けた金太郎は、激しく動揺し、それから主人公への態度があからさまにおかしくなります。
あまりにおかしな態度なのでそのことを注意した主人公ですが、金太郎は途中でいなくなった主人公に上から言われるのは納得出来ないと逆ギレし、主人公は堪らず部屋から出て行ってしまいます。
感想
想像して下さい。KENN様の声で「おれも …… 初めて。というか、お前意外見てなかったし」というセリフ!
初々しさと鼻血が出るんじゃないかという程の破壊力に、部屋の中をゴロゴロしまくってしまいました!
内容は金ちゃんと主人公が幼い頃から漠然と抱いていた恋心を成就するのがメインで、あとは主人公の母である女将と金ちゃんが実はグルだったという話です。
ずっと一緒にいた2人が2年間離れて、再会後一緒に仕事をすることで、金ちゃんはおてんばだった主人公を女の子だと、主人公は泣き虫だった金ちゃんが頼り甲斐があって男らしいと意識するようになり、そして主人公の母である女将が、主人公に若女将として働いて欲しいからと仮病を装っていたことが露見し、さらにはそのことに金ちゃんが関わっていて2人の関係がギクシャクするという展開でした。
実は他のキャラと主人公の恋愛の時に、金ちゃんが切ない気持ちになったりするのを期待していたのにも関わらず、そういうのが一切描かれていなかったのがずっと不思議だったのですが、金ちゃん編をクリアしてその謎が解けました!
主人公ももちろんそうですが、金ちゃん自身が自分の気持ちに気付いていなかったからだったんです。
過去に「お前ら付き合ってるんじゃないか」と同級生に言われた時も、金ちゃんは照れ隠しで「こんな凶暴女、こっちから願いさげ」と言っていたり、地元の人やお客様にまでバレバレだというのに、お互い無自覚でなかなかくっつかない初心な恋心は幼馴染設定の王道だと思います!
唯一金ちゃん編で気になったのは主人公と母親の確執で、これについては色々思うところはありますが、まあ乙女ゲーだしこんなものかな?とスルーすればいいのかもしれません。
とにかく金ちゃん編はさすがヒーローなだけあって幼馴染という設定が完璧で、女将度が低い場合に発生するED2でも素敵な内容だったと思います。
私は金ちゃん目的で購入したので、どのキャラよりもしっくりくるエンディングと、ちゃんとドキドキさせてくれる展開に大満足でした!
KENN様の『ぱんぱんパンダのパン屋さん〜』の歌も可愛いし、もしKENN様ファンの方でプレイしていないのであれば絶対にプレイして欲しい、私の中では今までクリアしてきたKENN様の作品の中で一番オススメのキャラクターです!
- オススメのセリフ
なあ、◯◯。
――― ガキの頃からずっと思ってたんだ。
もしおれが泣き虫じゃなくなったら …… 。
そん時は、お前に ――― …… 。
佐伯宏太(CV:石田彰)
キャラクター
『福寿楼』の二番板前。
板長が認める実力の持ち主で、様々な料理に精通しており、研究熱心。
呪文料理が得意。料理に一途過ぎてちょっと困った一面も。
内容
現状に満足する事なく、いつも新しい発想を心がけ、夢を叶えるための力を惜しまない宏太は、いつか誰もが認めてくれる一人前の料理人になるのが夢です。
主人公はデザイン画、宏太は料理と目指すという夢こそ違いますが、夢を持つ同士で意見交換をし、お互い切磋琢磨し合える仲になります。
宏太が企画した秋季限定メニューは好評で、冬の仕込みも任されるようになったある日、都内で複数のレストランを経営しているオーナーで板長の料理の腕前に惚れ込んでいる常連客が現れ、今回は板長ではなく宏太の料理の味を見てもらうことに。
そしてオーナーは宏太の料理を高く評価し、宏太は春にオープンする東京のレストランでシェフをしないかと誘われます。
そのことを真っ先に主人公に相談した宏太ですが、夢を持つもの同士だからこそ千載一遇のチャンスを妨げるわけにはいかないと考えた主人公に「自分の夢を追いかけて欲しい」と言われてしまい …… 。
感想
宏太くんが素敵だと感じるのは、石田さんがCVだからというのがあるかもしれません。
石田さんの「そ、そうか。俺、か …… 」「 …… もらうぞ」の破壊力は凄まじいです!
内容は、好きな人を選ぶか、夢を選ぶかという話です。
2人とも叶えたい夢があり、宏太くんは東京のレストランへのスカウト、主人公は若女将とデザイナー、社会人としての仕事に対する姿勢や人生の岐路に立った時どうするかという分かりやすいストーリーだったと思います。
宏太くんは仕事に対する真面目な姿勢と、たまに見せる大型犬のような表情が魅力的で、特に公式HPにCGとセリフが掲載されている『相合傘』イベントが一番宏太くんらしかったと思います。
恋愛に対しても真面目で不器用な宏太くんだからこそ、名前呼びや肩が濡れているところなど2人の距離感が絶妙で、石田ファンの私は作り手側の狙い通りまんまとキュンキュンしまくりました!
唐突な【清峰閣 VS 福寿楼 若女将の唇を奪うのはどっち!?】というバトルには驚きましたが、『おまけシナリオ』も甘々全開で、石田さんのあの台詞は心臓に悪いです!
唯一気になった点は、主人公に「自分の夢を追いかけて欲しい」と言われた宏太くんが、イライラして冷たく当たるという場面です。
意識した恋心でイライラしてしまうのは分かるのですが、そのはけ口が出来ることなら主人公相手ではなく料理であったらより良かったかなと思います。
あくまで「より良い」というレベルですけどね。
と気になると言っておいてあれなのですが、『相合傘』ではなく気になったそのシーンをオススメのセリフにしてみました。
私はこのシーンの石田さんの演技が大好きで、PVにも少しありますが「 …… 分かれよ …… 、分かって、くれよ …… 」のもどかしさが伝わるかなと思って、あえて選びました。
ストーリー的には予定調和かもしれませんが、石田さんとバイクという組み合わせも2次元で堪能出来たし、石田ファンにはオススメです。
- オススメのセリフ
…… 分かれよ …… 、分かって、くれよ …… 。
俺を …… これ以上、惑わせるな …… !
…… もう、俺に構わないでくれ。
泉高平(CV:木村良平)
キャラクター
ライバル旅館『清峰閣』のスタッフ(らしい)
あまりにも『福寿楼』に顔を出し過ぎて、本当に働いてるの?説が浮上中。
『福寿楼』を気に入っているだけと本人は言うが果たして真偽の程は …… ?
内容
若女将に会いたいからと毎日のように福寿楼にやって来る泉。
そう言えば最近泉の姿を見ていないとみんなが気付いたある日、仲居頭の千代が町内会の会長から「福寿楼が清峰閣に買収されるらしい」と聞いたと主人公のもとへやってきます。
驚いた主人公は真意を確かめるべく清峰閣に出向きますが、そこで泉が清峰閣の支配人であることが分かります。
さらに泉グループの総括をしている泉の兄が現れ、福寿楼を買収して清峰閣の別館にしようと考えていると言い残し去っていきます。
福寿楼に戻った主人公はそのことをみんなに伝えると、最近はお客様も増え、これから頑張ろうと決めた矢先の出来事に意気消沈してしまいます。
その後、久し振りに福寿楼にやってきた泉ですが、主人公に「もう、泉さんの顔も見たくありません。帰って …… ください」と言われると、今度は「福寿楼に一泊したい」とやってきて …… 。
感想
挨拶は「やっほー☆」とか、以前クリアした同じく良平さんCVのカミルくんを思い出してしまいました!
私の中で飄々としていて軽いけど本当は …… みたいなキャラは子安さん、立花さん、そして良平さんというイメージがとても強いので、良平さんのこういうキャラは鉄板です!
内容はライバル旅館の支配人である泉さんと若女将である主人公のロミジュリな話です。
泉さんがいつもふらっと現れていたのは、経営不振の福寿楼を買収するための実地調査だったことが分かり、主人公や福寿楼のみんなはショックを受けます。
泉さんは、清峰閣のオーナーである自分と福寿楼の若女将である主人公が深い仲になれば買収話も丸く収まると丸め込もうとしますが、主人公の一生懸命さや最後まで諦めない姿勢、そして自分のことを敵だと知りながらも信じてくれたことにより主人公に惹かれ、初めて兄に対して自分の意見を言うことが出来るという内容でした。
泉さんは今まで泉グループの次男として家柄や兄と比較され、誰も自分自身を見てくれなかったので、努力しても無駄だと要領良く頑張らない事にしたけど、福寿楼のみんなは顔色を窺ったりせず嘘偽りない言葉が心地良かったから、なかなか言い出せずにいた。
一方の主人公も「泉さんは支配人だということを言い出しにくかっただけで、買収についても乗り気じゃない」と、辛い目に遭っても結局泉さんのことを敵だと思う事が出来ないという展開なので、王道と言えばそれまでですが、話自体はかなり面白かったと思います。
他にも主人公の偽名が『佐伯直太郎』だったり、ご当地アイドルが最強だったり(特に直くんのぶりっ子が)、本編意外でも色々と楽しめました。
ただ、若女将の根性を試すために主人公を縛るシーンは本気で「え?」とは思いましたし、ほんとにネタバレしちゃいますけど、エンディングの1つは泉さんが福寿楼のコンサルタントになる、もう1つは主人公が泉グループに就職するというものなので、結局は泉グループが得するような気が?
う〜ん、この辺りは乙女ゲーですし深く考えてはいけないのかもしれませんね。
泉さんは主人公と8歳差ですがヘタレで甘えたなところがあるので、しっかり者の主人公とはいい組み合わせだなと思いながらプレイしました。
もちろんただのヘタレじゃなく、ラストは色っぽい大人な泉さんも見る事が出来るので、良平さんの魅力満載な泉さん編でした!
- オススメのセリフ
今は、まだ …… 言葉にできないけど。
ボクはキミのこと、嫌いじゃないんだ。
それだけは正真正銘本当だよ。
嘘偽りない、ボクの気持ち。
葛城直昌(CV:杉山紀彰)
キャラクター
『福寿楼』の新人部屋係。
何をやっても上手くいかないが本人なりに頑張っている様子。
臨時女将の手ほどきを受けて立派な部屋係目指して勉強中。意外にも腹黒い一面有り!?
内容
直昌は葛城ホールディングスという大企業の御曹司で、現在は美大生ですが、就職のことで家族と揉めて家出中だったことが分かります。
最初の頃は慣れない仕事で失敗ばかりだったのに、自分から誰かのためにおもてなしをしたいと思うようになった直昌に、主人公はドキドキするようになり、2人は付き合うことに。
そんなある日、主人公が応募したデザインが、大手デザイン会社のコンテストの最終選考候補に残ったという知らせが主人公の元に届きます。
そのことをみんなに伝えると、みんな自分のことのように喜んでくれ、主人公は若女将をやってきて良かったと思います。
しかしこの結果は直昌が主人公に喜んでもらいたいと手配したもので、そのことを知った主人公は、以前から抱いていた価値観の違いに悲しくなってしまいます。
感想
直くんはデートの時はメガネを外すとか、あからさまにしょんぼりした態度をしたり、「ダメですか?」「くれないんですか?」と甘えたり、意外と腹黒くてあざといキャラクターでした。
しかも杉山さんの声で甘えたセリフは反則です!
内容はお金も権力もある直昌くんと主人公との価値観の違いについて。
直昌くんは今まで大企業の御曹司だから近付いてきた女性ばかりだったけど、直昌くん個人として接してくれるた主人公に惹かれていきますが、自分で当たり前だと思っていたことが当たり前ではなく、主人公との溝が出来てしまうという話です。
ハッキリ言ってキャラ的には嫌いじゃないんですよ?
ドジっ子属性だと思ったら意外と腹黒くS属性でしたし。
ただストーリーがあっさりしているというか、もう少し踏み込んでもいいのかなと感じてしまう内容だったんです。
そしてなぜか不良に絡まれた主人公を助けるという場面が何度もあるという …… 。
あくまで個人的な意見ですが、お金や権力で何でも解決してきた直くんが、人の気持ちは動かせないと分かってもっとこう …… なんていうんだろう?
人の上に立つ人物としてそのことを理解し、成長するという過程が見たかったと思ってしまいました。
一応同じ美術系という共通点があるので、あっさり雨降って地固まるという内容だったので、何となくED2の方が流れ的には想像しやすかったかもしれません。
ということでオススメのセリフはかなり迷ったのですが、直くんは意外とS属性でわざと途中で止めて主人公に強請らせたりする傾向があるので、オススメというよりはその様子が分かるセリフを選んでみました。
杉山さんの声でこのセリフは …… 凄かった。
- オススメのセリフ
これで正真正銘、◯◯ …… 。
あなたは僕のもの …… でしょう?
これくらいで恥ずかしがってちゃ、ダメですよ。
これからもっと …… 。恥ずかしい事、するんですから …… 。
香賀梅ノ介(CV:津田健次郎)
キャラクター
福寿楼の宿泊客。どことなく影のある男性。
数年前まで毎年福寿楼を訪れる常連だったが、近年とある理由から足が遠のいていた。
内容
毎年夫婦で泊まりに来ていた梅さんというお客様が、「長期休暇をもらったので暫く泊めてもらいたい」と5年ぶりに福寿楼へやってきます。
梅ノ介は2年前に離婚しているので、福寿楼に来るのにためらいがあったのですが、主人公が若女将として頑張っていると女将から手紙を貰ったので、気持ちの整理をつけるつもりで泊まりに来ました。
中学の頃まで梅ノ介のお世話になった主人公と金太郎は、成長したところを見てもらいたいと、福寿楼で新しい思い出を作ってもらうことに。
梅ノ介に楽しんでもらおうと時間を見つけては会いに行く主人公ですが、梅ノ介の言動で一喜一憂している自分に気付きます。
一方梅ノ介は主人公の成長した姿に驚き、主人公と過ごす日々の中で、主人公に対する思いが庇護欲とは違うものだと感じ …… 。
感想
これは …… 反則だと思います。
津田さんの声って凄いです!
そして金ちゃん派の私としては、プレイしていて微妙な気持ちになってしまいました。
内容をかいつまんで言うと、奥さんの浮気が原因で離婚した梅さんが傷心旅行として福寿楼へやってきて、主人公は梅さんを男性として意識するようになり、梅さんは主人公の気持ちに気付かぬふりをし続け、主人公の気持ちを否定するという話です。
さらに金ちゃん編をクリア済じゃないと攻略出来ないので、このルートだけは金ちゃんが自分の気持ちに気付いて当て馬として登場します。
ハッキリ言って、このルートは必要なかったのでは?と思ってしまいました。
他のルートで梅さんは出てきませんし、金ちゃんの素敵なエンディングを見た後に大人のズルい恋愛を見せられるのが本気で微妙でした。
もういい大人の私からしたらこの作戦は有効だと思いますし、若い子はこれでバッチリやられると思いますよ?
自分の夢を捨てて若女将をしている主人公に、自分の前では無理しなくていいと甘やかし、大人の包容力を見せたかと思うと子供っぽい面も見せる。
そして主人公が自分に好意を寄せているのに気付かないふりをして自分の傷ついた心を癒し、一旦主人公の気持ちを否定する。
その後金ちゃんと主人公のやりとりで嫉妬し、結局主人公に思いを伝えるという …… 。
これは津田ボイスの独特な雰囲気があるからこそのキャラクターで、かなり微妙と言わざるをえない内容でした。
このゲームはほのぼのした雰囲気を楽しむためのゲームだと思っていましたが、梅さんだけは他のキャラクターとは違っていました。
おまけシナリオはサービス満点なんですが …… 津田ボイスを楽しむためのルートだと思うといいかもしれません。
- オススメのセリフ
だったら …… 昔なじみの私から、若女将じゃない君個人へのプレゼント、という事ならどうかな?
君は昔から、おしゃれにはこだわっていたからね。
今だけは、昔の君に戻っても構わないよ。
ここには、私しかいないから。