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ネタバレレビュー

2012/12/13
Written by madoka

※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。

ストーリー

一年中枯れない桜が咲き誇る島、初音島。

風見学園付属に通う少女・史桜は舞い散る桜に見守られながら、ごく平凡だがそれなりに楽しい日々を送っていた。

両親が海外勤務となったため、数日前から史桜は教師でもある義兄の孝明と2人きりの暮らしを始めている。

久しぶりの兄との生活に緊張しつつも、穏やかな日々。

だが、史桜にはある秘密があった。誰にも言えない、小さな秘密が …… 。


そんなある日、史桜の通う風見学園付属に双子の兄弟である四之宮稜平と航平、そしてその兄の蒼が転入してくる。

稜平たちは以前この初音島で暮らしていたが、幼い頃にとある事情で島を離れ、先日数年ぶりに島へと戻ってきた。

人目を引く美形兄弟である四之宮兄弟の登場に、騒ぎ始める女の子たち。

もちろん、史桜も例外ではないが、稜平に対してだけは警戒心と嫌悪感を持っていた。

なぜなら、彼らが転校してくる前日、偶然に出会った稜平の第一印象があまりにも最悪だったから ……

そんな史桜の気も知らず、稜平は再会するなり史桜のことを睨みつけてきて、史桜はまたしても稜平に対して「最悪な印象」を胸に刻み付ける。


そんな中、抜き打ちテストの成績が思わしくなかった史桜は、憧れの先輩・白河ななかの紹介で、家庭教師を頼むことになる。

家にやってきたその家庭教師は、四之宮兄弟の長男である渓だった。

こうして、稜平ら四兄弟と知り合った史桜は、夏休みを間近に控えた学園生活を送りながら、彼らと交流を深めていくことになる。

 


全体感想


ゲームの詳細

すっごく久し振りに名作と出会えたというのが率直な感想です!!!!

『D.C. 〜ダ・カーポ〜』シリーズというと超有名な18禁ギャルゲーですが、こちらは女性向けの作品です。

同シリーズなので、一年中枯れない桜が咲き誇る島、初音島が舞台になっています。


これこそ王道の純愛ストーリーという感じで、選択肢も少なく短編恋愛小説を読んでいるような感じです。

個別のストーリーがきちんと設定されているので、金太郎飴状態にならなかったのが良かったです。


攻略自体は果てしなく簡単で、「こうかな?」みたいに選んでいくと各キャラのエンディングに辿り着けます。

そしてこの作品で一番のポイントはクリア後の「それから …… 」だと思います。

PSP版で追加されたらしいのですが、エンディング後の2人の話を見る事が出来ますし、各キャラをクリアするとキャラ毎のエンディング曲も聴けるので、その点も素敵でした!


ストーリー自体は分かりやすいので、純愛系が好きな方は絶対にプレイして欲しい、私がここ最近プレイした中で一押しの作品です!!!!

本当は満点を付けても良かったのですが、稜平ルートの嫌がらせでちょっと嫌な気持ちになってしまったので4.5点になりました。

乙女ゲー初心者の方や王道純愛系が好きな方にオススメしますが、ストーリーが王道過ぎるので、先が読める展開が嫌いな方にはオススメ出来ません。

 


四之宮稜平(CV:鈴木達央)


キャラクター

島外から史桜と同じクラスに転入してくる。

成績優秀、スポーツ万能、おまけに目を引く容姿で一躍、女子の憧れの的となるが、非常にぶっきらぼうかつとっつきにくい性格、おまけに口が悪い。

見た目とは裏腹に料理など家庭的なことは得意で、四之宮家の家事担当。


内容

稜平は成績優秀、スポーツ万能、見た目も素敵な男の子なのですが、口が悪くぶっきらぼうで、主人公とは最初から口喧嘩ばかりしていたのですが、主人公が困った時は必ず助けてくれます。

しかし主人公と稜平が仲良くなっていくにつれ、クラスの女子が2人の関係を妬み、主人公に嫌がらせを始めます。


感想

もう! どんだけ純愛なんだよ! 稜平くん最高だね!

なんていうのかな。究極のツンデレでバカップル(笑) そして果てしなくカッコいいです!

ちょうどこの前にやったゲームが「官能昔話 ポータブル」だったので相当な差です!

鈴木達央さん凄過ぎ!


私が稜平編でオススメするのは 07 / 16 に発生する「折られた傘」というイベントです!!!

主人公が持って来たはずの傘が焼却炉で焼かれてしまい、雨に濡れて帰るイベントなんですが、稜平くんの優しさがハンパないんです!!!!

もう優し過ぎて涙が出そうな位です。

07 / 19 に発生する「夜の花火」というイベントも不器用な2人でオススメですよ!

今更だけど …… 鈴木達央さんって本気で凄いですね!!!! 最高に素敵でした!


ただ、唯一の難点は内容の所に記載した嫌がらせでブルーになってしまう方もいらっしゃると思うので、その点だけ残念でした。

 


四之宮航平(CV:鈴木裕斗)


キャラクター

稜平と同じく、史桜と同じクラスに転入してくる。

稜平とは一卵性の双子で、身長も体重も全く同じで顔もソックリ。

だが性格は180度違って、人懐っこく、誰にでも優しくて、素直で謙虚。

飾り気がなくて、誰とでもすぐ仲良くなる。

史桜の悩み相談役で、いつも親身になってアドバイスしてくれる。


内容

主人公は航平と「仲良し」だと思っていたのですが、ある日、偶然航平が告白されている所に遭遇します。

そして航平には「気になっている子がいる」と知った主人公は、航平から遊びに誘われても「好きな人がいるのに自分なんかと遊びに行っちゃダメだ」と突き放します。


感想

やっべぇぇぇええええ!!!!! 何ていう可愛さ! これ反則的な可愛さだよ。

今までたくさん乙女ゲーやってきたけど、この可愛さは確実に今日時点でトップ3に入ります!!


航平編でオススメは 07 / 13 に発生する「聞いて欲しいこと」というイベントです。

急に冷たくなった主人公と航平が会話するイベントなんですが、航平が好きな子にアプローチしているけど気付いてくれないと打ち明ける王道中の王道で、最高に可愛いんです。

主人公も「告白 …… してみたら?」なんて!!!!


本編の最後の方は稜平関連の流れになるのですが、最後はやっぱり甘々だしすっごく可愛い2人でした!

クリア後に解放される「それから …… 」の「ずっといっしょ」も甘くていい感じでしたよ♪

鈴木裕斗さんって毎回可愛いキャラばかりでホント癒されます。

 


四之宮蒼(CV:堀江一眞)


キャラクター

長い髪と綺麗な顔立ちという王子的なルックスの持ち主で憧れる下級生も多いが、その言動は常人の理解を超えて謎めいていて、何を考えているのかイマイチ掴みづらい。

優しそうに見えて意外と人使いが荒く、史桜をこき使ったりする。

史桜のことを愛玩動物か何かと間違えているような節もある。


内容

蒼先輩は見た目は王子キャラなのに、しゃべってみると何を考えているのか掴み辛いタイプです。

主人公や弟達をこき使い、あげくの果てに主人公のことをペット呼ばわりします。

そんな蒼先輩が主人公に急にキスをしてきて …… 。


感想

蒼先輩!!!! 素敵で切なくてキュートな人でした!

正直、最初は蒼先輩って苦手なタイプかも?と思ったのですが、終盤の追い込みで一気に急上昇しました!


蒼先輩編でオススメではなく注目してほしい点は、実は先輩の一言一言です。

本心を全く見せない先輩の心が少しずつ見えていくので、1回目にプレイした時は分かり辛いかもしれませんが1度クリアしてから再プレイすると、より蒼先輩のナイーブさというか内面が分かると思いますよ!

最後の方は切なさMAXで一気に進んでいくので、いい意味で裏切られたキャラクターです!


「それから …… 」の2つも先輩が甘えたVer.が見られるので、凄くいい感じでしたよ!!!!

堀江一眞さんの声をアニメ以外で聴くのは初めてだったので、すごく新鮮でした。

 


四之宮渓(CV:羽多野渉)


キャラクター

島外の学校に在籍する学生(現在は休学中)。わけあって史桜の家庭教師となる。

指導はスパルタで言葉は辛らつだが、ふと優しい一面を見せることも。

常に冷静で、めったに動揺することはない。史桜のことは、完璧に子供扱いで異性として見てくれない。


内容

先輩の紹介でお願いした家庭教師が四之宮家長男の渓で、主人公は勉強を見てもらっているうちに渓に惹かれていきます。

主人公から告白するも、渓は1年後に島外の大学へ戻らなければならないので期間限定の恋人ならなってもいいと言い出します。

なぜ昔、初音島から引っ越さなければならなかったのか? なぜ渓は大学を休学しているのか?

それにはある理由があり …… 。


感想

何て真面目で不器用で可愛い人なんだ!!!!! お兄ちゃんとはまた違った可愛さ!!!!

やっぱりメガネキャラで羽多野さんだしハズレ無しです♪ 蒼先輩も超素敵だったし。


渓編でオススメなのは本編ではなくクリア後に発生する「それから …… 」の「あなたに一番効く薬」です。

付き合い始めて5ヶ月経った2人のやり取りが微笑ましくて最高!

あの冷酷非道だった渓さんがこのデレッぷり。ってなるので絶対見て欲しいイベントです!!!!


渓編は甘さ控え目ですが、その分クリア後が甘々なのでとっても幸せな気持ちになりますよ!

 


古城孝明(CV:平川大輔)


キャラクター

風見学園付属の歴史教師にして、史桜の義兄。真面目で堅物、冗談などは一切、通じない。専門は考古学。

寡黙で実直な研究者肌。学校では生徒に「生きた化石」とか呼ばれて敬遠されている。

公私混同せず、学校では先生、家では兄の顔をきっちり分けている。


内容

病院の慰問劇に孝明が王子役で参加することになり、親友の大瀬が孝明の魅力に気付き、大瀬が孝明の事を好きだから、彼女がいないのであれば応援してと主人公に頼みます。

主人公は孝明に「好きな人がいるのか?」「どんな女性が好みなのか?」等、今までたまたました事が無かったわけじゃなく、そういう話を孝明の口から聞きたくなくて、自分の方から避けていたと気付きます。

大瀬の猛アタックを目にして、主人公は複雑な気持ちになっていき …… 。


感想

可愛くて素敵なお兄ちゃん!!!! ホント幸せになれて良かった。

そして稜平くんの素敵さにキュンキュンしました! お兄ちゃん編だけど(笑)


孝明編でオススメなのは 07 / 19 に発生する「溢れ出す気持ち」です。

タイトル通りここから一気に話が進んで行くんですが、兄弟設定では王道中の王道なイベントです!!!

どのゲームでもそうなんですが、血の繋がらない兄弟設定でやっぱりこのシーンは外せないと思います!


基本的にヘタレっぽいお兄ちゃんなんですけど、妹に果てしなく甘い素敵なお兄ちゃんでした!

 


龍之介(CV:大須賀純)


キャラクター

史桜のことを盲愛し、踏まれても 蹴られても「好きだぁぁぁ!!」と熱く迫ってくる少年。

史桜と出会ったときには記憶を無くしており、史桜の家で居候することになる。


内容

史桜は親友大瀬と学校帰りにある少年と出会います。

その少年は記憶を無くしていましたが「史桜」の事だけは覚えていました。

少年の付けていたタグで「龍之介」という名前だけは分かりますが、他の記憶は一切無い。

病院へ連れて行ったり警察へ届けたりしても何も手がかりも無く、結局龍之介は史桜の家に居候する事になり …… 。


感想

龍之介くん。 分かってたけど ……。こんな子ホントにいたらいいなぁ。

ストーリーは王道中の王道というか推測する必要もない位分かりやすいんですけど、それでも泣けたよ。

あ、言うの忘れていましたが、龍之介くんは隠しキャラになっています。


龍之介編でオススメなのは、07 / 25 の「桜の下の別れ」ですね。

本編の最後の最後なので良いのは当然なのかもしれませんが、相当切ない。 泣けます。

クリア後に追加される「桜下の夢」とも繋がっているので、両方切なくてオススメです。

「桜下の夢」で見られる大きくなった龍之介が予想外に素敵でビックリしますよ!


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