ネタバレレビュー
Written by madoka
※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。
ストーリー
昔、ソロモンという魔術師がその強大な魔力を神より授かりし指輪に貯め、それを駆使して悪魔たちを使役していた。
しかしソロモンは次第に悪魔の尊大さを危険視し、やがて彼らを真鍮の壷に封印してしまったという。
主人公は祖父から受け継いだ図書館を運営し、祖父から亡くなる直前主人公がソロモンの子孫だと教えられ、悪魔と対峙する使命と代々受け継がれてきた指輪を託される。
やがて主人公の前に悪魔の軍勢が現れるが、それを助けたのは他ならぬ3人の悪魔、72柱の悪魔たちだった。
全体感想
ゲームの詳細
地の章は他の章とほぼ同じなので、詳しい内容や説明などは省略したいと思います。
詳しく知りたい方は火の章のレビューを読んで下さい。
主人公が住んでいる地域で一年に一度フェスティバルが開かれます。
そのフェスティバル中に大通りにいた人々が、目の前で次々と消えていきます。
その後も次々と消えて行く人々。
この失踪事件は、魔界最強であるルシファーの仕業であると分かります。
昔、ルシファーは主人公の先祖であるソロモン王によってソロモン72柱と一緒に壷に封印されていたのですが、ルシファーがその封印を破り、かつて自分が封印されていた壷に自ら新たな魔術を施して全ての人間を壷の中に吸い込み、全ての人間を滅ぼしてしまおうと企んでいるのです。
それを解決する為に、3人の悪魔の誰かと契約することになります。
感想
あくまで私の意見ですが、地の章は他の章よりキャラ的に個性が強いので好き嫌いがハッキリ出る気がします。
正直、ベリトは素敵だったけど他のキャラはあまり好みではなかったので、低めの評価にしました。
このゲームは主人公が死んでしまったりする場合もあるので、そういうのが大丈夫な方のみプレイして下さい。
とりあえず好きなキャラや声優さんがいる場合は、試しにその章のみ購入してみるのがいいかもしれません。
短いゲームなので、今回もサクッと短めに感想を書きたいと思います。
アモン(CV:大川透)
キャラクター
アモンは穏やかで落ち着いた性格の悪魔。象徴は熱望・富。
主人公に対しては実の娘のように接し、積極的に守ろうとする。ある理由により、他の悪魔から疎まれている。
内容
元々天使だったアモンはソロモン王と親友関係だったのですが、ルシファーを封印するために悪魔のふりをして近づき、結果的にルシファーと共に壷に封印されてしまった過去があります。
そして実は天使の身分を剥奪された悪魔でした …… 。
感想
やっぱり大川さん良い声ですね。 「大丈夫か?」というセリフの度にキュンとしちゃいます!
ただ、見た目がねぇ。マジでおじさんというかお父さん?なんですよ。 そこがねぇ。
簡単に言うとアモンは天界からも見捨てられ、悪魔からもつまはじきにされています。
で、ラストは予想通りルシファーと共にアモンを封印するか迫られるという流れです。
この辺りは王道ですね。
で先程も書いた通り、見た目がねぇ。 声は某大佐だから素敵なんですよ? だけどなぁ。
まだ大川さんの素敵ボイスだから良かったけど、そうじゃなかったら完璧に私はダメだったと思います。
アモンの見た目がもう少し若ければ、言う事なかったのになぁと悔やまれて仕方がありません。
本当にお父さんみたいなキャラなので、そういうのが大丈夫な方にプレイしてもらいたいです。
- オススメのセリフ
俺の事はいいんだ …… !! お前はただ、ルシファーを封印すればいい!!
やめるわけないだろう? 俺は、○○のためならどうなろうと、構わない …… !!
ベリト(CV:井口祐一)
キャラクター
ベリトはもっとも信用してはならない悪魔。象徴は偽り・尊厳。
親しげな口調で近寄ってきては、平然と嘘を吐き、混乱する様を見て楽しんでいる。
ルシファーに対し強い憎しみを抱いており、利害関係の一致で主人公に契約を持ちかける。
内容
昔、ベリトはルシファーにより存在自体を消滅へと追いやられ、闇の魔術を駆使して肉体を保つことに成功しました。
その魔術の代償として魂の半分を失い、真実の言葉を伝えることが困難になっていて …… 。
感想
すっごく素敵でした!!!! ベリト大好きだよ! 正直予想外です。
実はベリトを攻略し始めた時、「このキャラ苦手かも …… てか無理かも。」位に思っていたんです。
基本的にベリトは嘘をついたり騙してばかりなので、正直最後までプレイ出来ないかもと思っていたのですが、全然そんな事はなく、最後の方は素晴らしく素敵でいい話でした!
むしろプレイして欲しいレベルです!
公式HPで井口さんがおっしゃっていた通り、本当はそう思っていないのが分かって逆に切なくなりました!
以下のセリフはそれが顕著に現れていると思うので、こういうのが大丈夫な方にオススメします!
- オススメのセリフ
何だよ、それ …… 。 …… そんなの、うれしくもなんともない。
…… っ …… 。お前がいたところで、なんにも救われやしない。 …… お前なんか …… っ …… 大嫌いだ。
レラージェ(CV:萩道彦)
キャラクター
レラージェは破壊衝動のみで行動する悪魔。象徴は狂気・嗜虐。
残忍な性格で、他者に恐怖を与えることを至上の喜びとしており、その凶暴さゆえに同じ悪魔からも危険視
されている。主人公の事も、破壊対象としか見ておらず、事あるごとに追い回しては攻撃を仕掛けてくる。
内容
昔、ソロモン王がレラージェにかけた魔術によって、主人公のことを傷つけようとするとチョーカーが焼けるように熱くなり、主人公だけは壊す事が出来ません。
そして主人公が名前を呼ぶと、傍へ寄ってしまいます。
感想
最初に言っておきます。萩さんファンの方、すいません。 レラージェ完璧にダメでした。
久しぶりの萩さんだったのに私の苦手なヤンデレとドSの組み合わせって、ある意味最強コンボでした。
象徴が狂気と嗜虐というだけあってヤンデレドS全開で、基本的に主人公に対して「壊したい」ばかり言っています。
他にも「心臓を …… 」とか「血を …… 」とかそういう単語も多いし、主人公を傷つけたりするのは通常です。
ラストはアモンとベリトも協力してくれて、地の章勢揃いな感じで良かったと思います!
が、火の章のアスモデウス程ではありませんがエロ度高めのシーンも多めで、しかもヤンデレドSです。
こればっかりは好みなんで仕方が無いですね。
可愛いと思うシーンもあったんですが、う〜ん。
ということで、こういうキャラで食指が動く方のみプレイして欲しいです。
- オススメのセリフ
壊したい、今すぐに …… !なのに …… 愛しくてたまらないんだ。
○○のそばにいると破壊衝動と愛しさが同時にやってくる。
こんな感情、あいつの時には感じなかった!こんな気持ち …… ○○が初めてなんだ …… 。