ネタバレレビュー
※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際はご注意下さい。
全体感想
乙女ゲームというよりは恋愛小説を読んでいる感じです。
選択肢も少ないので、ゲームのやり込み感というのは得られませんでした。
ですが、今回私は5点を付けました!
内容は、OLである主人公が、普通の自分を変えたくて雑誌の読者リポーターに応募し、レースチーム オングストロームを2ヶ月取材することになります。
次第にチームの人たちと打ち解けていき、好きなキャラから序盤に告白されますが、些細な行き違いや相手の事を思いやる気持ちなど、いろいろな理由で上手くいかなくなるという話です。
キャラクターは4人ともとっても素敵で魅力的でした。
社会人同士の恋愛なので、主人公が学生などでは感情移入出来ないと思っていらっしゃる大人の方や、空いた時間にサクッと良作を楽しみたい方にオススメです。
余談ですが、私はSIMPLE2000シリーズではなく通常版を購入したので、子安さんと緑川さんのCDまで付いてきました。
加賀見慧(CV:子安武人)
やはり子安さんのクールキャラはハズレが無いです!
メールのやり取りでも、メールだから声がないのに、普通にゴロゴロ転がっちゃうレベルでした(笑)
加賀見さんは、チームのリーダーなのでしっかりしていて頭も良く、頼れる存在です。
ですが、ある悩みを抱えてしまって、辛そうな時はプレイしていたこっちが辛くなってしまいました。
主人公が加賀見さんの事を思って身を引く辺りが王道な設定だけど、それでも切なくなりました。
その分、GOOD ENDの応接室でのやり取りはドキドキしまくりです!
やっぱり子安さんのこういうキャラは素敵だと改めて実感しました。
中沢航河(CV:緑川光)
緑川さん最高!
このキャラ凄いです!
何が凄いかというと、緑川さんが演じていらっしゃった某バスケマンガのあのキャラを思い浮かべて下されば近いと思います。
もちろん見た目はハーフなので違いますけど、口数が少なくて努力家。
そして「どあほう」って言ったんですよ(笑)
久し振りに緑川さんのそのセリフをDVD以外で聴きました!
内容というか感想は、不器用な人だなぁというのが一番です。
自分の容姿ではなく、内面とか技術とかそういう部分を評価して欲しいとずっと悩んでいるキャラなんですけど、口数が少ない分、なかなかそういう表に出ない所が判りにくいんです。
そして、ちょっと切ない部分もありましたが、すっごく努力していて、真面目で本当に素敵なキャラだと思いました。
特にGOOD ENDは素敵さ満点なので、緑川さんファンにはプレイしてもらいたいです。
鷹島疾斗(CV:森久保祥太郎)
疾斗くん可愛すぎます!
そして森久保さんが演じていらっしゃった某テニスキャラに性格がそっくり(笑)
基本的に生意気で俺様なんですけど、意外と繊細な部分があって勉強が苦手。
某テニスキャラでは某腹黒部長を尊敬しつつ、倒したいって感じだったのが、このゲームでは子安さん演じる慧さんになっている。
本当にあのキャラにそっくりです!
年齢は中学生ではなく22歳ですけど。
森久保さんはこういうキャラがやっぱり似合いますね。
疾斗くんはテストドライバーなだけあって、まだまだ子供という感じですけど、やはり社会人だけありました。
「俺、待ってるから」というセリフは、文字にするとあまりドキドキしないかもしれませんが、個人的にはかなりキたセリフです。
懐かしいポッキーゲームまで出てくるので、可愛い疾斗くんを堪能して下さい。
岩戸和浩(CV:佐藤ミチル)
カズさん、いい人過ぎる!
とってもいい人でとっても強い人です。
カズさん編では、ゲームなのに本気で涙してしまい、優しいカズさんだからこそ切なくなり、プレイしていて辛かったです。
両想いになっても、他のキャラが主人公の事を好きなのを知って、カズさんは別れを切り出します。
仕事仲間で友人ですから、そちらを優先したのかもしれません。
主人公がメールを送っても返事がないし、話し掛けても以前の笑顔を見せない。
その辺りが私はプレイしていてかなり辛かったです。
でもホントにいい人で、とっても素敵な人でした!
話は変わりますけど、佐藤ミチルさんって子安さんのプロダクション所属なんですけど、今までお声を聴いた事がありませんでした。
で、プレイしてみたらカズさんの優しいキャラにとっても合っていて素敵なお声でした!
加賀見琉(CV:子安武人)
今回、兄の慧さんと弟の琉さんの両方を子安さんが担当されているのですが、琉さんの喋り方の方が普段の子安さんの声っぽい感じで、分かりやすく言うとちょっと軽めな喋り方になっていました。
もちろん両方素敵なのですが、個人的には琉さんよりも兄の慧さんの方が好みでした。
そして琉さんは隠しキャラというかオマケキャラなので、内容はとっても短いです。
期間は2週間しかありませんでしたが、それでも子安さんのあんな台詞の数々。
1作品で子安さんの声を2種類聴けるというのは、個人的には嬉しくて仕方がありません!