ネタバレレビュー
Written by madoka
※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際は注意して下さい。
ストーリー
高校3年生に進級する春休み、家の蔵にあった鏡の力で、主人公「水戸葵」は現代から明治時代へタイムスリップしてしまう。
明治の世の中で出会ったのは、旅の一座「葵座」。
多士済々な「葵座」一同と主人公で繰り広げられる、波乱万丈な日々が始まる。
全体感想
ゲームの詳細
とにかく残念なゲームです。
舞台設定やキャラデザ、システム面、声優陣も豪華だし、クリア後のオマケなどはとっても良かった。
森久保さんと鈴村さんのOPも凄く格好良かったんです!!!
ですが、肝心のシナリオが …… 。 時代劇の戦隊物かよ!!!って思います。
簡単に言うと、主人公が明治時代にタイムスリップして葵座メンバーと共に悪と戦う …… みたいな感じです。
その中に少しだけ恋愛要素が入って来て、いつの間にか両想い?でエンディング …… 。
私の場合ですが、よく分からないというか不完全燃焼のまま1周目はエンディングになってしまいました。
全キャラをクリアするとやっと大体の話は分かるようになりますが、それでも個人的に腑に落ちない点がありました。
攻略キャラを選べるのはいいのですが、基本的な流れは一緒なので、一番気になるキャラを最初に攻略する事をオススメします。
変身シーンがあったり、通常会話でオヤジギャグ連発なので、そういうのが大丈夫な方はプレイしてみてはいかがでしょうか?
神鳴剣助(CV:森久保祥太郎)
キャラクター
葵座の個性的な面々を取り仕切る座長。
女好きで普段はおちゃらけているが、いざという時は頼りになる。流行に敏感な洒落者。
感想
やっぱり!!!!スケさん超怪しいと思ったんですよ。
えーと、私の個人的意見ですが、スケさん編は最初にクリアするのをオススメしたいです。
そうすれば、他のキャラより少しは内容が分かりやすいと思います。
スケさん編をクリアして最初に思った事は、NORMAL END の方が GOOD END より好みだという事です。
基本は明治時代に残るのが GOOD END で、現代に戻るのが NORMAL END なんです。
だけど、剣助編と誠司編は現代に戻る場合でも、いい感じのエンディングなんです。
剣助の場合は特に現代には幼なじみの宗助がいるので(…… というか、名前が似ている時点でかなり怪しいですけど)その方が家族と一緒に居られるし、幸せだと思いません??
スケさん編は森久保さんだしちゃんとドキドキさせてくれるので、何気にオススメのキャラクターです!
寿鬼格(CV:鈴村健一)
キャラクター
実直で生真面目なため、少々融通がきかないところも。
当初は主人公を葵座が守ってきた「双葉葵」の化身であることを疑う。
感想
カクさん編超笑えました。 生真面目過ぎるよ(笑)
カクさんは盲目的に主人公 …… というか双葉葵を敬愛しているので相当な甘やかしっぷりです。
すぐ「姫!ご無事ですか?」って感じです。
で、カクさんが主人公の事を意識し始めたら、相当分かりやすく動揺したりします。
すぐに顔が赤くなって、セリフにもありましたが「初心な二人」とは正にこの二人の事です!!!
そう言えば、鈴村さんがこういうキャラって珍しいんじゃないでしょうか?
私の中では逆に新鮮な感じがして、カクさんが素敵に見えました。
不器用なカクさんがとっても可愛いので、鈴村さんファンの方は是非プレイしてみて下さい!
何気にカクさん編の『小噺』も笑えていい感じでしたよ!! 子安さん流石です!
荒銀淋(CV:梶裕貴)
キャラクター
絶大な人気を誇る葵座の女形だが、普段は男らしくハッキリとした物言いが特徴。
故郷から連れてきた忍犬「茂丹」とよく一緒に行動している。
感想
キャー! 淋くんどんだけツンデレなんだよ!!!!!
見かけによらず亭主関白気質で熱い男です!!!
正直、プレイ前は年下キャラだからあまり好きじゃないだろうと思っていたのですがまんまとツンデレにヤラれました!
梶さん素敵過ぎです。
淋くんは両想いになってから相当甘々で、「たまには、俺のことだけ考えろよ」なんて言うんですよ ―――!
しかも終わり方も果てしなく甘い。
シナリオ的に残念なゲームですが、梶さんファンでまだ未プレイの方は是非プレイしてみて下さい!!!
淋くんの子供の頃のCVが大好きなくぎみーだったので、余計に淋くんが好きになりました。
蜂須賀陽太(CV:鈴木達央)
キャラクター
葵座で脇役や裏方を務める青年。失敗も多いが持ち前の明るさで乗り越えている。
座内のムードメーカーで、いじられキャラ。
感想
ハッチいい子だよ!! 一生懸命な可愛い子で、夜這い魔です(笑)
主人公の事を一生懸命守ってくれて、そしてとっても一途です。
ハッチ編は一人だけ神器に触れない、生い立ちの秘密、それがメインストーリーになっています。
どうして一人だけ神器として戦えないのか …… 、主人公に触る事さえ出来ないハッチですが、話が進むと、ちゃんと主人公の事を守る事が出来るようになります。
触れられるようになった途端、夜這いしまくりでかなり笑えます(笑)
鈴木達央さんが可愛く演技なさっているので、その辺りも注目して下さい。
主人公より年上なのに、可愛く見える素敵なキャラでした!
諏訪七巳(CV:三木眞一郎)
キャラクター
仕事をサボっては酒や博打に興じようとする困った年長者。
物事を斜に構えて見ているが、意外と面倒見が良く物知りでもある。
感想
七巳素敵でした。 最近個人的に三木さんフィーバー中なので余計にドキドキしました!
なんだかんだ言って守ってくれる七巳がとっても素敵でした!
七巳編は過去の過ちについてがメインとなっています。
そしてハッチ、誠司、そしてユキチさんがメチャクチャ大事になってきます。
いつもお酒ばかり飲んでいて、いないと思ったら賭場へ行っているようなキャラなのですが、主人公を現代へ帰そうと一生懸命文献を調べたり、実はとっても心優しい人でした!
何気にオススメなのは、「失うことはできない」という GOOD END 寸前のイベントです!
この七巳のセリフというか一生懸命さが本当に素敵でした。
こんな風に言われたら残っちゃうのも当たり前?と思えるいいイベントでした!!!
大菅誠司(CV:石田彰)
キャラクター
葵座の興行によく顔を見せる軍人。
突然葵座に加わった主人公の存在も気にかけており、時折話しかけてくるが、その真意は謎。
感想
誠司 …… 。 さすが誠司編は攻略条件があるだけあります。
最初に言っておきますが、誠司編をプレイする場合はなるべくラストにプレイする事をオススメします!
攻略条件自体は1人クリアしていればOKなのですが、プレイする順番によっては、かなりのネタバレになると思うので …… 。
誠司は葵屋ではなく、理由があって敵の方に就いているので、基本的にロミジュリ状態で進んで行きます。
そして、七巳と宝船がすっごく大事な役割になっています。あと剣助と淋もですね。
なので、最低でも剣助と淋と七巳はクリアしておいた方がいいかもしれません。
個人的にオススメのイベントは『触れること叶わずとも』というのです。
これ、何気に切なくて個人的にかなり好きなイベントです!!!
クリア後の小噺にもCGがあるので、忘れずに観て下さいね。