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ネタバレレビュー

2016/02/19
Written by madoka

※セリフやイベント等のネタバレが含まれますので、読まれる際はご注意下さい。


ストーリー


玄奘編

時は仁寿2年、唐代の中国。そこは人間や妖怪や仙人が共存する世界。

ある日突然、天界の観音菩薩から「三蔵法師」としての使命を賜った主人公・玄奘。

従者として選ばれた、悟空・八戒・悟浄・玉龍と共に数々の困難をくぐりぬけ、ついに天竺に辿り着いた。


経典を手にし世に平和をもたらした彼女の前に、またひとつ、新たな試練がふりかかろうとしていた …… 。

旅の終着点・天竺で交わした想いと共に、彼らが新たに紡ぎだす答えとは ――― 。


金蝉子編

三蔵法師・玄奘の出現から時は遡り、500年前。

はるか昔から争いを続けていた天界と冥界の間で、歴代でも史上最大と呼ばれる戦争が勃発していた。その名を、【天冥戦争】。

争いはついに冷戦状態に陥り、方々で起こる小さな火種によって地上界までもが甚大な被害を被っていた。


そんな中、命を奪っていく戦火に心を痛めている仙人がひとり。その名を【金禅子】。

釈迦如来の居城でもある【雷音寺】に弟子として仕えていた金禅子は、天冥戦争の混沌化を聞きつけ一時、故郷でもある天界に帰還することとなった。


しかし天界で知った現状は、冥界に遅れを取らないため、自陣の保身だけを考える仙人達の振る舞い。

天界の仙人達と交流することで、戦争を食い止める活路を見出すことはできないのか。

ただ傍観するのではなく、行動することで何かを救うことができれば、と。


天界の要職につく仙人達と交流し、打開策を見つけるために動き出す金禅子。

天界で過ごす数ヶ月は仙人にとってはまるで瞬きのような刹那の時間。

しかし金禅子にとって、そして世界の未来にとって、運命を決める一瞬だった。

それぞれの思惑を抱え、運命が巡り始めた選択の刻。


全体感想


ゲームの詳細

これぞファンディスク!

今までプレイしてきたFDの中で1、2を争う良作だと思います!

前作のレビューに「『最遊記』と比較してしまう」なんて書いておきながら、これだけ『S.Y.K』をプレイすれば思い入れも出て来ますし、大満足の内容でした。


このゲームは他のゲームと違って、『玄奘編 ◯◯の章』という風に分かれています。

なので正式な攻略対象は6人ですが、『◯◯の章』というのを入れれば12人位のルートがあります。


大まかな分類は『玄奘編』『金蝉子編』『天竺一家編』『冥界編』の4つで、以下のキャラクター毎の感想は『玄奘編』の攻略対象6人です。

最初は『玄奘編 道中記』と『金蝉子編 序章』しかプレイすることが出来ず、『玄奘編』は『道中記1、2』をクリアし、選択した内容で二郎真君以外の各キャラクターの章と『冥界編』が解放されます。

二郎真君の章を解放するためには『金蝉子編』をクリアすることが前提条件です。

『玄奘編』のある一定の条件をクリアするとパラレルである『天竺一家編』が解放されます。


感想

各キャラクターの章は選択肢が無い場合や、多くても3つの選択肢程度で、本編の後日談を閲覧するという感じでした。

さらにそれをクリアすると後日談が追加されるので、『後日談の後日談』がついてくるという凄く嬉しいFDです。

攻略難易度は低いですが、『八戒のしっぽ』『外伝小説』『日記』『一問一答』『4コマ』『ほっと一息』などオマケ要素が多いFDなので、是非本編とセットでプレイして欲しいです!

私の場合は悟浄が一番好きなので、『天竺一家編』がオススメです。


※この作品はキャラ毎のイベント数が少ない為、感想は短めに書いています。


悟空(CV:諏訪部順一)


キャラクター

三蔵法師の従者のひとり。

長い間五行山に封じられていたところを玄奘に助け出され、仲間になる。

大胆で余裕のある立ち振る舞いに反して極度の面倒くさがり。

やる気なし男。

体力値が低く、すぐに貧血を起こす。

かつては冥界を統治し、【絶対の武】と呼ばれていた閻魔王。その本性は知的で、合理主義。

しかし生物を哀れむ心根を合わせ持つ。


内容

人間になった悟空は薬師になり、玄奘と子供たちと共に寺院で幸せな日々を過ごしています。

しかしかつて閻魔王だった悟空は、過去にたくさんの魂を犠牲にしたことを覚えているので、素直に自身の幸せを追い求められずにいます。

そのことに気付いた玄奘は、悟空が生まれて来たことの存在意義、そして自分や子供達がどれだけ感謝しているか知って欲しいと、ちょうど2人の様子を見に来た木叉様に相談をし、悟空の誕生日をこっそり祝うことにしますが …… 。


感想

だぁぁぁ!

諏訪部さんの「 …… 馬鹿じゃねえの」最高!

何この可愛い人!俺様系の照れた時のギャップは素晴らしいです。


内容は前作で色々あった悟空と二郎真君の関係、そして人間になった悟空に幸せになって欲しいという話です。


悟空は以前閻魔王だったので、自分が幸せになることに対して負い目があるのですが、玄奘は自分たちが悟空に感謝していることを伝えたいと、二郎真君と木叉様を巻き込みます。

二郎真君は二郎真君で、前回のことがあり、悟空に会うことを躊躇っていたので、二郎真君側からしてもちょうど良かった。

そして、悟空もあれから全く姿を見せない二郎真君のことを本当は気にしているので、その辺りの男同士の友情がとても良かったと思います。

悟空も二郎真君にしかのろけられないと言っちゃう位ですから。


二郎真君も言っていましたが、俺様な悟空が幸せ過ぎて心配になってしまうというヘタレな部分を堪能出来ますよ!

素直じゃない悟空の照れっぷりは物凄く可愛いので、格好良い悟空と可愛い悟空の両方を堪能出来て良かったです。


  • オススメのセリフ

俺の幸せは、お前が隣にいてくれなきゃ成り立たないんだ。

…… 絶対に、なくしたくなんてないからな。

だから、この幸せをなくさないために俺は生きていく。

…… ずっとな。


八戒(CV:羽多野渉)


キャラクター

三蔵法師の従者のひとり。

旅が楽しそうだから、という不純な理由で仲間になった、きれーなおねーさんが好きな軟派者。

運命を感じた女性は星の数ほどいるとか。

見た目が奇天烈だが、そのじつ義理人情に厚く、意外と紳士。

本名はメナンドロス(愛称:ミランダ)。

乾陀羅(ガンダーラ)国の第6皇子にして、現在王位継承権に最も近いと目されている青年。


内容

乾陀羅の皇帝にも認められ、八戒と婚約した玄奘は、第6皇子である八戒の負担にはなりたくないと乾陀羅のことを勉強する毎日。

しかし八戒は王位継承権をめぐる陰謀から遠ざけておきたいと玄奘に自分がやっていることを説明せず、玄奘はそれについて不満があり、八戒が遠くに行ってしまったような気がしています。

そもそも玄奘は八戒のことを皇子として認識していないし、人前に立てば皇子のミリンダになるけど、自分の前ではただの八戒という男性。

一緒に旅をしていた【八戒】と今の【ミリンダ】が重なっていないことに気付いてしまった玄奘は …… 。


感想

やはり前回同様、八戒編は甘かったです!

スタート直後から図書館でこっそりイチャイチャとか、他のキャラでは絶対にないですからね。


内容は、玄奘が好きになったのは【八戒】であって【ミリンダ】ではないということ。

要は、【八戒】は自分を必要としているけど【ミリンダ】はいつも大事なことを自分ひとりで決めてしまうので、【ミリンダ】は自分を必要としてないと玄奘は思ってしまうんです。

八戒は八戒で、玄奘が好きになってくれたのは【八戒】だから【ミリンダ】を見せると離れていってしまうのではと不安になる。

そんな時、八戒のことを疎ましく思う第3皇子のカルロスと第4皇子のアレクが何やら画策して、玄奘が巻き込まれてしまうという展開です。


あくまで私個人の意見なのですが、本編とFDをプレイして思ったのは、玄奘と同じで思い入れがあるのは【八戒】なんです。

だから都に視察に行く時に旅をしていた時の服装に戻った八戒を見ると安心するし、八戒と悟浄とのやり取りが通常だと感じ、『ちょっと一息』や『ほっと一息』などの八戒の見た目が旅の時と同じだと落ち着くんです。

本当は八戒ではなくミリンダという人物なのですが、もう話云々の問題ではなく、八戒というキャラクターが前提になってしまっているので、頼れる皇子ではあるのですが、甘い言葉が多くても微妙な気持ちになってしまいました。


ですが、八戒は他のキャラとは比べなれない程甘いセリフが多いです。

私のように【八戒】というキャラクターが気にならなければ、全然問題なくニヤニヤしまくり状態だと思います!


  • オススメのセリフ

…… バカだな、オレ。

やっぱオレ、あんたがいないと本気でダメなんだ。

だから …… くれよ。あんたを、全部。

一生、オレのものでいて。


悟浄(CV:近藤孝行)


キャラクター

蔵法師の従者のひとり。

誠実で実直な元警吏。

三蔵法師の来訪を待ちわび、快く仲間になる。

規律に重きを置く正義の人だが、意外と好戦的で頭に血が上りやすい。

【三蔵法師】という存在を敬愛しており、盲目的に玄奘に忠誠を誓う。

子供の頃、不治の病にかかり九死に一生を得る。

その際に命を救った【観音菩薩】によって【悟浄】という名を賜る。

【悟浄】は人々の魂を清める者につけられる法名のこと。


内容

悟浄と結婚した玄奘は都で暮らし、2人とも無意識にのろけてしまうことがありますが、幸せな日々を過ごしています。

ある日、差し入れを持って警吏の詰め所を訪れた玄奘は、同僚から悟浄が昇進した教えられ、ご馳走を作って待っていることに。

家に帰って来た悟浄は、同僚から昇進祝いとしてもらった酒で酔っ払い、酒癖が悪いので木叉様のことを『馬鹿仙人』呼ばわりします。

すると突然木叉様が姿を現し、正気になった悟浄は「観音様に会わせていただくことは、出来るでしょうか」と木叉様にお願いします。

悟浄はどうしても観音様にもう一度会いたい理由があって …… 。


感想

やっぱり悟浄が一番大好きです!

なんだろう?可愛くて仕方がないんです。

個人的な好みですが、ここ最近はずっとこういうタイプでキャーキャーしている気がします。


内容は、悟浄と玄奘ののろけ話が主です。

あとは悟浄が真面目だということと、過去のトラウマを克服したこと、そして悟浄の本当の名前についてです。


スタート直後から甘々の2人なので、悟浄の同僚たちは「悟浄ののろけは通常」みたいになるのですが、玄奘が詰め所を訪れた時も2人でのろけるし、悟浄が悩む時は玄奘絡みなので、この警吏の方々が凄くよく分かってるんです。

このルートでは悟浄の同僚の方々が本当に大活躍です。


キャラクターとしては、前作同様真面目で照れ屋なので、未だに「玄奘様」と呼んじゃうところとか、一緒のベッドで寝ようとしないとか、プレイしているこっちが「もっとグイグイ押せばいいのに」と思ってしまうのですが、そこが悟浄らしくて良かったです。

「実家に帰らせていただきます」という置手紙を見た後の動揺っぷりとか、とっても可愛かったし!


悟浄編は新婚さんののろけ状態を堪能するルートだと思うので、内容云々より、2人の幸せそうな毎日を楽しむルートかなと思います。


  • オススメのセリフ

笑顔を向けるのだって、本当だったら俺だけにしてほしい。

そんなこと、絶対に無理だってわかってはいるんです。

でも、気がつくとそんなことを思っている。

あなたを独占させてほしい。 …… 俺だけに。


玉龍(CV:宮田幸季)


キャラクター

三蔵法師の従者のひとり。

泉に住む龍神と噂されていた、水術使いの青年。

その出自、正体は謎めいて、妖怪か仙人かも不明。

水を操る術を得意とし、その力は従者の中でも随一を誇る。

しかし敵と認識する判断が危うく、気に食わないものは誰でも排除しようとする。

判断基準が【玄奘を傷つけるか否か】に尽きるので、玄奘の言葉には素直で従順。

その正体は500年前、玄奘の前世【金禅子】に付き従った元仙人。

500年前の争いの余波で地上に下り、妖仙となって長い時間を生きた。

その際、不老不死の身体を得る。

天界にいたころは西海竜王の第三太子(龍馬三太子)として、天冥の戦を止める為に戦った。


内容

人間になった玉龍が玄奘と共に旅をするようになって1年が経ちますが、未だに玄奘のことを【お師匠様】と呼ぶ玉龍。

玄奘は本当は名前で呼んで欲しいけど、玉龍が自分のことを一心に慕ってくれるだけで本当の師弟関係のようで幸せだと感じていました。

そんなある日、玄奘たちが立ち寄った街で、玄奘は偶然ぶつかった青年に「君、その格好って …… 旅をしているのかい?」と尋ねられます。

「はい」と答えると、青年は何か納得したように立ち去っていきます。

すると次の日、玄奘の元に昨日の青年が現れ、「お願いします。僕と結婚してくれませんか?」と言い出し …… 。


感想

玉龍、相変わらず可愛かった!

「だめ?」とかもう可愛くって可愛くって、宮田さんの囁きの威力は今回も凄かったです。


内容はお互いの関係の変化について。

玄奘はずっと玉龍のことが好きだったけど、玉龍は自分が教えたことが絶対なので、その気持ちを伝えることはない。

玉龍は、青年が現れたことにより、今まではお師匠様至上主義だったのが、自分が玄奘の一番になりたいと考えるようになるという話です。


前作同様、玉龍の「玄奘の幸せが自分の幸せ」は変わらないのですが、その玄奘の横に自分がいないと考えただけで胸が苦しくなってしまう玉龍がとっても可愛いんです!

前作の感想で「青年というよりは少年という印象」と書きましたが、今回は少年から青年に成長する感じなので、ちゃんと甘いシーンもありました。

そして今回も銀閣が大活躍です!


感情表現があまりなかった玉龍が、ヤキモチを妬いたり玄奘を独占したいと願うところは微笑ましいので、是非大人になった玉龍を見て欲しいです。

今回も口数は少ないですが、玄奘のことが大好きな玉龍は、最初から最後までとっても可愛くて癒されますよ。


  • オススメのセリフ

…… 僕をいちばんに見てほしい。

なによりも、誰よりも。必要として、欲しがってほしい。

ただ、大切にしてもらうだけじゃ …… それだけじゃ、いやだ。

でも …… それって、僕のわがまま …… だよ、ね。


蘇芳(CV:近藤隆)


キャラクター

冥界に与している青年。

誰にも変わらぬ態度で明るく、気安い。

元役者。

芸名は【蘭花】。

女形で、もっぱら花旦を演じていた。

500年前の天冥戦争時、金禅子に与した妖怪【独角鬼】の生まれ変わり。

左手の手のひらに金禅子から与えられた蓮の如来紋が刻まれている。

地上界にいた頃は役者として一座の者と旅をしていたが、独角鬼の生まれ変わりと知った冥界に目をつけられ、拉致された。

三蔵法師と対になる存在として利用される立場だったが、何年も冥界で過ごすうちに自ら冥界のために動くようになる。


内容

経典をめぐる争い後、蘇芳が冥界の仮の代表者となったことで遠距離恋愛になってしまった2人。

住む世界が違うため、会える時間が極端に少なく、楽しい時間を過ごせば過ごすほど別れの時が辛くなっていました。

ある日、玄奘のもとに金閣が現れ、蘇芳との付き合い方について一人の友人として玄奘の意見を聞いてきます。

そんな金閣に玄奘は本当はもっと一緒にいたい、もっと蘇芳のことを知りたい、けど我侭を言って困らせたくないと思っていることを伝えます。

玄奘の本当の気持ちを聞いた金閣は、2人に幸せになって欲しいと銀閣を巻き込み、なにやら画策し始めますが …… 。


感想

ちょっと気づいたのですが、この時の近藤隆さん鼻声じゃないですか?

いつもの声と違ってこれはこれで色っぽいというか …… アリですね!


内容は、このまま遠距離恋愛を貫くのか、それとも別れるのか、という2人の今後の話です。

蘇芳は冥界を捨てられない、玄奘も地上界での子供達との生活を捨てられない。

いつかは別れなきゃいけないけど、その決断をするのが辛いから、先延ばしにしているという甘さよりは切なさ多めのストーリーでした。


もちろんFDなので悲恋ではないですが、お互いのことを思って一歩踏み出せない2人のシリアスな内容ばかりなので、そこを金閣銀閣がワイワイ言いながら後押しするのが凄く良かったです!

本編でもそうでしたが、この2人が本当にいい味出していました。


蘇芳は基本的に好きな子を泣かせたいタイプだけど甘えたい部分もあるので、そのバランスが素晴らしく、とっても素敵でした。

そして近藤隆さんのあの色っぽい声に切り替わる時、最高です!

私は切なさ多めのストーリーが大好きですし、今回も蘭花が出て来たので、大満足の蘇芳編でした!


  • オススメのセリフ

理性の欠片もなくて、みっともなくて …… オレのちっぽけな矜持なんて全部捨てていい。

あんたが欲しいんだ。

諦めたくなんてない。今すぐさらいたい。

だから玄奘 …… お願い。オレを選んで。


二郎真君(CV:森川智之)


キャラクター

天界を統べる【玉帝】の甥であり、高位の仙人。

本名は楊漸(ようぜん)。

小聖、小聖二郎とも呼ばれる。

母が玉帝の妹で、父は人間。じつは仙人と人間の子。

それゆえか異質な力を内包し、純血の仙の持ち得ない不可視の力を操る。

得意技は幻術。

物を具現化して操る、遠隔操作系の術を得意とする。

500年前の天冥戦争で唯一無二の友人【斉天大聖】を亡くし、その魂を喰らった【閻魔王】である悟空と、事態を引き起こした金禅子に復讐を誓う。

悟空に【斉天大聖】の記憶を植え付けた張本人。

元来、理性的で先見の目を持つ仙人だが、500年という月日と経典の力によって、歪んだ憎悪に支配されてしまった。


内容

天竺を目指す道中で、悟空の過去を知った玄奘は、悟空が封印されなければならない罰を犯したとは思えないと、天界の体制に疑問を持ちます。

さらに悟空の昔からの親友である二郎真君が、悟空が苦しんでいる姿を見て何とも思わないわけがないし、経典の真実を黙っているのはおかしいと気付きます。

そんなある日、前世である金蝉子の記憶を思い出した玄奘は、夜中に二郎真君を呼び出し、二郎真君の計画を知ってしまったことを伝えます。

すると二郎真君は「ねえ …… 玄奘?賭けを、しないかい?」とある賭けを持ちかけてきて …… 。


感想

二郎真君、なんて面倒臭可愛い人なんだ!

前作では可哀想な役回りだったので、今回少しでも幸せそうな二郎真君を見ることが出来て、何だかホッとしました。


内容は、前作での悟空編の振り返りなのですが、二郎真君は親友である斉天大聖の魂を持つ悟空と、斉天大聖を戦いに巻き込んで死なせた金蝉子の生まれ変わりである玄奘を憎んでいるという話です。

簡単に言うと、唯一無二の親友が死んでしまって、何も出来なかった自分を認めたくないし、誰かを憎まずにはいられなかったという感じです。


二郎真君編は金蝉子編をクリアしないと攻略出来ないので、4話までほぼ前作と金蝉子編の振り返りで、それに玄奘と二郎真君とのやり取りがプラスされているというものでした。

だから実質の二郎真君編は最終話と後日談と外伝小説くらいですかね。


前作も今回も終盤以外は病んでいて、怖い印象の二郎真君ですが、素直じゃない寂しがり屋だと分かると、それはそれで可愛く思えてくる不思議!

しかも森川さんの声だから、余計に怖くて可愛くて甘いんです。

正直、凄く面倒臭い人なんですが、慣れてくるとクセになるというか …… 結局最後まで憎めないキャラクターでした。


  • オススメのセリフ

私にとって君が必要な存在なのは変わらない。

憎らしくて、愚かしい君のことがなにより愛しい。

私は君のことが大嫌いで …… 。 …… 愛してる。


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